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群雄割拠、京都を目指す真剣勝負/日本テレビ盃

  • 2018年10月02日(火) 18時00分


JBCクラシックを見据え各陣営ともアクセル全開


 10月3日(水)、船橋競馬場で行われるRoad to JBC『第65回日本テレビ盃(JpnII)』。秋のGI・JpnI戦線を前に、ダート古馬王道路線のタイトルホルダーたちがここから始動。JBCクラシック、チャンピオンズC、東京大賞典と続く道。その1戦目、今年は京都競馬場で行われるJBCクラシックを見据え各陣営ともアクセル全開の戦いが始まります。

 上位争い必至のアポロケンタッキー、ケイティブレイブ、サウンドトゥルー、テイエムジンソク、ヒガシウィルウィン。5頭の順位付けをどうするか。文字通りの群雄割拠で答えを出すのは難解ですが、人馬ともに役者が揃って非常に楽しみです。

 中でもダートグレード競走で安定感を誇るケイティブレイブ。3歳時から毎年重賞を勝ち続け7つのタイトルを獲得、うちJpnI2勝。昨年、スタートでつまずきながらも帝王賞を制したのち迎えた日本テレビ盃は3着。それ以降もJBCクラシック2着、東京大賞典3着、川崎記念1着、ダイオライト記念1着、帝王賞2着と地方競馬の舞台では必ず馬券圏内を確保しています。

 今回5枠6番で、ハナを主張しそうなテイエムジンソクが1枠1番に入ったことから、2番手からの競馬になりそう。果たして力で押し切ることができるのか? 充実期を迎えた5歳馬の底力に期待。怪我で休養していた福永祐一騎手もここが復帰戦。名実ともにこの路線のチャンピオンになるための戦いに向けて、人馬ともに昨年以上の成績を収めたいところです。

充実期を迎えた5歳馬ケイティブレイブ(写真は2018年川崎記念優勝時、撮影:高橋正和)


 昨年の日本テレビ盃勝ち馬アポロケンタッキー。鞍上に世界の名手、ジョアン・モレイラ騎手を迎えたことでも話題騒然。2016年みやこSで重賞初制覇。その年の東京大賞典を制してGIホースの仲間入り。

 昨年の日本テレビ盃を制した後は川崎記念2着、ダイオライト記念2着があるものの1年間勝ち星から遠ざかっています。帝王賞から休み明けでここというのは昨年と同じローテーションですが、その前走・帝王賞で馬体減(-12kg)もあり見せ場無しの11着というのは気になるところ。休養後どこまで回復しているかがカギとなります。連覇なるか?! 船橋競馬場に初参戦のモレイラ騎手の手綱さばきから目が離せません。

鞍上にモレイラ騎手を迎えたアポロケンタッキー(写真は18年ダイオライト記念出走時、撮影:高橋正和)


 サウンドトゥルーは2015年の日本テレビ盃の勝ち馬。2016年3着、2017年2着で今回が4回目の出走になります。2015年の東京大賞典、2016年のチャンピオンズC、2017年のJBCクラシックとGI・JpnIを3勝している強豪馬。8歳となった今年も、前走・帝王賞で3着と健在ぶりを示しています。

 今回の特筆すべき注目ポイントは鞍上に御神本訓史騎手を迎えた点。南関東競馬のコースを知り尽くしている御神本騎手とのコンビで2015年以来2度目の制覇を目指します。

コースを知り尽くしている御神本騎手とのコンビで2度目の制覇を目指すサウンドトゥルー(写真は18年川崎記念出走時、撮影:高橋正和)


実績馬の巻き返しもある


 テイエムジンソクは5歳から頭角を現し、2017年のみやこSで重賞初制覇。今年1月の東海Sで重賞2勝目を挙げました。他のJRA勢と比べ実績的には今ひとつですが、昨年12月のチャンピオンズCでは1番人気に推され2着。ゴールドドリームには負けましたが、ケイティブレイブ(4着)、サウンドトゥルー(11着)には先着。いつGI・JpnIを勝ってもおかしくない存在と目されています。先手を取りたい脚質ゆえ1枠1番をひいたのは絶好。先行力を活かし逃げ切りの可能性も。

いつGI・JpnIを勝ってもおかしくないテイエムジンソク(写真は18年東海S優勝時、(c)netkeiba.com)


 船橋のヒガシウィルウィンも昨年ジャパンダートダービーを制しているJpnI馬の1頭。その後古馬との戦いになってからのダートグレード競走では浦和記念の2着が最高。なかなか結果を出せない状態でしたが、帝王賞は5着。テイエムジンソク(6着)、アポロケンタッキー(11着)には先着しており決して悲観すべき内容ではありません。

 休養を挟んで前走・サンタアニタトロフィーで久しぶりの勝利。勝ち方もこの秋に繋がる走りを見せてくれました。地方競馬代表馬としてJRA勢にどこまで食い込めるか、南関東リーディングジョッキー・地元船橋所属森泰斗騎手とのコンビに熱い声援を送りましょう。

地方競馬代表馬としてJRA勢に挑むヒガシウィルウィン(写真は18年サンタアニタトロフィー優勝時、撮影:高橋正和)


 上位争いは上記の5頭に絞られそうな今年の日本テレビ盃。GI・JpnIホース4頭に、展開のカギを握るテイエムジンソクが加わってJBCクラシックへ向けた戦いが始まります。船橋競馬場を舞台にしたトップホースとトップジョッキーたちによる真剣勝負をお見逃しなく!

※次回の更新は10月7日(日)18時。翌日に盛岡競馬場で行われる「マイルチャンピオンシップ南部杯」のコラムをお届けします。


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埼玉県出身。フリーアナウンサー。競馬好きが高じてこの世界へ。2001年から15年間、グリーンチャンネルで「中央競馬全レース中継」のキャスターを務める。2016年度から「グリーンチャンネル地方競馬中継」のコメンテーターとして出演。さらに全国各地の競馬場のトークイベントに参加するなど、中央競馬・地方競馬の垣根を越えて活躍中。

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