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賭式の選択も重要/秋華賞

  • 2018年10月09日(火) 12時00分

単勝1倍台確実のアーモンドアイをどう買うか


 今週は秋華賞。どう考えてもアーモンドアイが一本かぶりになるだろうし、実際勝つ可能性は高いのだろう。ただ、競馬というのは見た目の印象と実際に起きていることとの間にギャップがあるもので、そこは意識しておくべき、というのが今回の話である。

 1998年以降の平地GIで、単勝オッズが1.0〜1.9倍だった馬というのは106頭いる。その成績は[45-23-14-24]。勝率42.5%・複勝率77.4%で、回収率は単62%・複86%となっている。イメージより勝ち切れていないのではないだろうか。

 単勝1倍台といってもかぶり方の違いがあるので1倍台前半と後半に分けると、

データ

 となる。もちろん悪い成績ではないのだが、人気になっているぶんどうしても回収率は追いつかない。

 ここで意識したいのは、「一本かぶりになる馬自体にうまみはない」「ただ複勝率の高さは無視できない」「複回収率も平均以上ある」といった点だ。

 最初の点に注目するなら、「目をつぶって単勝の逆張り」というのもひとつの手だろう。アーモンドアイがどうこういうのではなく、1.5〜1.9倍の馬がいるときはその方法が有効であるようにも見える。

 複勝率・複勝回収率の高さに注目するなら、「3連単ではなく敢えて3連複」という手もあるのではないだろうか。そもそも、一本かぶりの馬を1着に固定したところで、3連複→3連単の配当差が大きいわけではない。ならば3連複を採用して、残り2枠に配当妙味のある馬を入れるというのは良い方法だ。

 馬券はどうしても馬選びのほうに夢中になってしまうが、状況に応じた賭式選びというのもまた、重要なテーマだろう。

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登録済

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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