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8歳にして充実・キタサンミカヅキ連覇なるか/東京盃

  • 2018年10月09日(火) 18時00分

JBCスプリントに向けてしっかり勝っておきたい


 10月10日(水)大井競馬場で行われるRoad to JBC『第52回東京盃(ダート1200m)』。今年は京都競馬場で行われるスプリンターたちの頂上決戦・JBCスプリントへと続く、秋の真剣勝負の幕が切って落とされます。

 今年ここまでのダートグレード競走・スプリント路線では地方馬たちも大活躍。そこで今回は地方勢の有力馬を先にご紹介しましょう。

 連覇のかかる船橋のキタサンミカヅキ。昨年はJRAから転入後2連勝で東京盃を制覇。ラブミーチャン(2012年)以来5年ぶりの地方馬による勝利を挙げました。続くJBCスプリントではニシケンモノノフの5着に敗れましたが、その後の重賞戦線ですべて馬券圏内の大活躍。7月の浦和・プラチナC、8月の大井・アフター5スター賞を連勝して臨む舞台は得意の大井競馬場。大井では6戦3勝【3-1-1-1】連対率66.7%で信頼度大。特に前走は1頭だけ59kgを背負っての快勝で、8歳にして衰え知らずの強さを見せつけました。今回も上位争い必至です。

連覇のかかるキタサンミカヅキ(写真は18年アフター5スター賞優勝時、撮影:武田明彦)


 エイシンバランサーは今年6月JRAからの転入初戦は4着でしたが、その後2連勝で佐賀のサマーチャンピオンを制し、ダートグレード競走初制覇。逃げたブルミラコロを直線で差しての勝利でした。再び末脚が活きる展開になれば出番あり。

重賞連勝を狙うエイシンバランサー(写真は18年サマーチャンピオン優勝時、撮影:稲葉訓也)


 エイシンヴァラーはJRAから浦和所属を経て兵庫に転入し、昨年10月の初戦を快勝。続く笠松グランプリでラブバレットの2着と頭角を現します。今年3月、高知・黒船賞を人気薄の9番人気で制し、こちらもダートグレード競走を初制覇しました。

久しぶりのスプリント戦出走となるエイシンヴァラー(写真は18年黒船賞優勝時、提供:高知県競馬組合)


 エイシンバランサーとエイシンヴァラーはともに兵庫・新子雅司厩舎所属で、前走サマーチャンピオンに続いての2頭出し。同厩舎の2頭がどんな走りを見せてくれるか非常に楽しみです。

 続いてJRA勢は4歳馬から。マテラスカイは3月のドバイゴールデンシャヒーン(ダート1200m)に挑戦し、5着に健闘。帰国後2連勝でプロキオンSを制し重賞初制覇。1分20秒3のレコードタイムで後続を離して逃げ切り。2着は重賞6勝馬インカンテーション。ダートスプリント界の新星が今回もおそらく逃げてレースを引っ張ります。

今回もおそらく逃げてレースを引っ張るマテラスカイ(写真は18年プロキオンS優勝時、(c)netkeiba.com)


 サクセスエナジーも成長力ある4歳馬。4月のかきつばた記念、5月のさきたま杯を連勝し重賞2連勝。かきつばた記念ではエイシンヴァラーを、さきたま杯ではキタサンミカヅキ、グレイスフルリープを破っての1着。前走プロキオンSではマテラスカイの4着でしたが、逆転可能。

成長力ある4歳馬サクセスエナジー(写真は18年さきたま杯優勝時、撮影:高橋正和)


 グレイスフルリープは2016年サマーチャンピオン、2017年韓国のGI・コリアスプリント、兵庫ゴールドトロフィーを勝利。今年も4月の東京スプリントを制し、古豪健在を証明。2007年リミットレスビッドが8歳で、2016年ドリームバレンチノが9歳でこのレースを制しているようにグレイスフルリープと前述したキタサンミカヅキなど8歳馬も上位を狙える存在です。

グレイスフルリープは8歳馬だが上位を狙える存在(写真は18年東京スプリント優勝時、撮影:高橋正和)


 ネロは京阪杯を2連覇(2016年、2017年)している芝の重賞ウイナー。ダートでも昨年のJBCスプリントでタイム差無しの4着、東京スプリント3着、クラスターC2着があり、タイトルにあと少しで手が届くところに来ています。常に前目で競馬ができるのも魅力。3回目の大井競馬場参戦でダートの初タイトル獲得を狙います。

常に前目で競馬ができるのが魅力のネロ(写真は18年東京スプリント出走時、撮影:高橋正和)


 テーオーヘリオスは2連勝で前走・北海道スプリントCを制したこちらもまた重賞ウイナー。その前走では2着ラブバレット、3着スノードラゴンとの着差はクビ・アタマでしたが着差以上の強さを感じました。6歳にして本格化。果たして3連勝することができるでしょうか。

3連勝を目指すテーオーヘリオス(写真は18年北海道スプリントC優勝時、撮影:田中哲実)


 キタサンミカヅキが一歩リードか?と見えますが、全体的に大きな力差は無さそうで、どこからでも狙えそうなメンバー。ちなみに昨年は2着も浦和のブルドッグボスで、地方馬のワンツー決着。今年もまた地方勢にもチャンスあり!京都の戦いに向けてここでしっかり勝っておきたい面々も。実力拮抗のスプリント戦、ぜひご覧ください!

※次回の更新は10月10日(水)18時。翌日に大井競馬場で行われる「レディスプレリュード」のコラムをお届けします。

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埼玉県出身。フリーアナウンサー。競馬好きが高じてこの世界へ。2001年から15年間、グリーンチャンネルで「中央競馬全レース中継」のキャスターを務める。2016年度から「グリーンチャンネル地方競馬中継」のコメンテーターとして出演。さらに全国各地の競馬場のトークイベントに参加するなど、中央競馬・地方競馬の垣根を越えて活躍中。

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