前回6月7日のWIN5は2333万5180円の高額配当決着となりました。ちなみに、発売金額は8億3339万9500円。もともと良く売れる日本ダービーと有馬記念の施行日、さらに前回からのキャリーオーバーがあった日を除くと、発売金額が8億円を超えたのは2019年01月20日(8億469万1300円)以来です。なお、その前は2015年02月15日(8億3485万4000円)。少しずつではありますが、最近はWIN5の売り上げが戻りつつあります。

　明日6月14日のWIN5は総出走頭数が77頭、総組み合わせ数が81万1008通り(土曜12時現在)とやや多め。混戦模様のレースがありますし、前回並みかそれ以上の波乱が起きる可能性も高いと見るべきでしょう。

【2020年06月14日発売分の1点予想】

阪神10R 6.タガノボンバー
東京10R 7.クロノメーター
函館11R 2.ダノンジャスティス
阪神11R 8.リープフラウミルヒ
東京11R 11.アトミックフォース

【1レース目 阪神10R 灘S】

　昨年の3回阪神ダ2000mは、先行力の高さを活かしたいタイプが不振。「前走の4コーナー通過順が5番手以内だった馬」は[0-0-0-14]でした。実績上位のアヴァンセは押さえても良さそうですが、ダノンテイオー・レッドシルヴァーナらは評価を下げるべきだと思います。

　面白そうなのはタガノボンバー。このメンバー構成なら実績上位ですし、休養明け2戦目である点やコース替わりもプラスに働くはずです。


【2レース目 東京10R 芦ノ湖特別】

　今年の2〜3回東京芝1600m以下(6月13日終了時点)は、3歳以上・4歳以上、かつCコースで施行されたレースに限ると外枠有利。「枠番が1〜5枠だった馬」は[0-2-4-41]と勝ち切れていません。

　有力候補は3歳のサトノフウジン・シャチ・クロノメーター、好枠を活かせそうなサトノフォース・クリノアリエルあたり。2連勝中のクロノメーターは特に期待できるんじゃないでしょうか。


【3レース目 函館11R UHB杯】

　昨年の1〜2回函館芝12000mは、3歳以上、かつAコースで施行されたレースに限ると内枠有利。「馬番が1〜3番だった馬」は[4-7-5-24]で、複勝回収率は118%に達していました。なお、今開催1日目の函館日刊スポーツ杯(3歳以上2勝クラス)でも、2番を引いた単勝オッズ79.7倍(16番人気)のファイブフォースが優勝を果たしています。

　ザイツィンガー・ジョーマンデリン・アスタールビー・シャンデリアムーンらも侮れませんが、やはり注目は好枠を引き当てたダノンジャスティス。コース適性の高さは証明済みです。


【4レース目 阪神11R マーメイドS】

　血統に注目したい一戦。「父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬だった馬」は2016年以降[1-0-0-26]と、あまり信頼できません。

　また「前走の馬体重が480kg以上だった馬」は2016年以降[1-0-0-19]、「前走の距離が2000m以上だった馬」は2016年以降[0-1-0-16]。ナルハヤ・サラスあたりは過信禁物と見るべきでしょう。

　これらの傾向から強調できるのはサトノワルキューレ・センテリュオ・リープフラウミルヒ・レッドアネモスといった面々。前走が好内容だったリープフラウミルヒは特に高く評価すべきだと思います。

【5レース目 東京11R エプソムC】

　コース適性が最大のポイント。「“前年以降、かつ東京のレース”において4着以内となった経験がなかった馬」は2015年以降[0-0-0-28]と苦戦していました。アンドラステらは疑ってかかりたいところです。

　また「馬齢が5歳以上、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が2位以下だった馬」は2015年以降[1-0-2-50]、「馬齢が5歳以上、かつ前走との間隔が中2週以内だった馬」は2015年以降[0-0-0-18]。レイエンダなど、臨戦過程に不安のある高齢馬は強調できません。

　狙ってみたいのはサトノアーサー・ピースワンパラディ・アトミックフォース・シャドウディーヴァあたり。無理せず手を広げるつもりですが、主導権を握ることができそうなアトミックフォースは特に期待できるんじゃないでしょうか。