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【レパードS予想】レパードSは臨戦過程やコース適性に注目

  • 2020年08月08日(土) 19時00分
2020年05月30日公開分より、当連載はタイトルを「WIN5スペシャル予想」から「1点で仕留めるWIN5攻略法」に改め、内容も大きくリニューアル致しました。今後はより分かりやすくなるよう、極限のところまで買い目を絞って予想を公開します。“新しい解説様式”を、皆様のWIN5攻略に上手くご活用ください!

当連載の活用方法などについてはこちらをご覧ください

 前回8月2日のWIN5は271万5060円の配当で決着。対象5レースのうち、新潟で施行された3レースはいずれも単勝1番人気馬が優勝を果たしたものの、ポプラ特別(札幌10R)を単勝オッズ11.7倍(4番人気)のエストが、クイーンS(札幌11R)を単勝オッズ43.7倍(11番人気)のレッドアネモスが制したことで、妙味ある決着となりました。

 ちなみに、発売金額は9億760万8700円。年明け以降では、キャリーオーバーがあった前々回7月26日(33億8133万4100円)に次ぐ2番目の多さです。これまでの傾向を考えると、夏季競馬期間中、しかもキャリーオーバーなしで“ダービーデイ”の5月31日(8億6706万9800円)を上回ったというのは画期的な出来事。キャリーオーバー回の7月26日が81万6800円という手頃な決着だったことで、WIN5に対する意欲を掻き立てられた方が多かったのかもしれません。

 明日8月9日のWIN5は総出走頭数が72頭、総組み合わせ数が63万5040通り(土曜12時現在)。奇しくも前回8月2日(61万7400通り)と同じくらいの総組み合わせ数ですが、今回の発売金額はどの程度になるでしょうか。


【2020年08月09日発売分の1点予想】

新潟9R 3.シャイニールミナス
札幌10R 10.カステヘルミ
新潟10R 8.シーオブザムーン
札幌11R 2.エアスピネル
新潟11R 7.ミヤジコクオウ


【1レース目 新潟9R 驀進特別】

 臨戦過程に注目したい一戦。「前走のコースが新潟芝1000m直だった馬」は2016年以降[1-0-0-17]と安定感を欠いています。コンピレーション・トーホウレジーナらは過信禁物と見ておいた方が良さそうです。

 一方「前走のコースが芝1200〜1400mのコースだった馬」は2016年以降[3-5-3-20]と堅実でした。注目したいのはシャイニールミナス・ファストアズエバー・アルミューテン・ホウオウスクラムあたり。3歳のシャイニールミナスは特に高く評価すべきでしょう。


【2レース目 札幌10R HBC賞】

 先行力の高い馬がやや優勢。「前走の4コーナー通過順が2番手以内だった馬」は2015年以降[3-3-1-9]とまずまず安定しています。なお「前走の4コーナー通過順が3番手以下、かつ前走の着順が5着以下だった馬」は2015年以降[0-1-2-40]と勝ち切れていません。

 チャンスがありそうなのはショウナンマッシブ・ファンシャン・グランドピルエット・ノボベイビー・カステヘルミ・エムオータイショウあたり。実績を考えるとカステヘルミが楽しみです。


【3レース目 新潟10R 信濃川特別】

 近年の好走馬は前走が2000m以上のレースだった馬ばかり。「前走の距離が2000m未満だった馬」は2016年以降[0-0-0-19]でした。さすがに3歳のルリアンは軽視できませんが、他の馬も押さえておくべきでしょう。

 逆転を期待できるのはアドラータ・シーリアスラブ・シーオブザムーン・ターキッシュパレス・ウイングセクションあたり。キャリアの浅いシーオブザムーンは特に面白い存在だと思います。


【4レース目 札幌11R エルムS】

 馬齢や近走成績を素直に評価すべきレース。「馬齢が6歳以上、かつ“同年、かつJRA、かつ重賞のレース”において2着以内となった経験のない馬」は2016年以降[0-1-0-30]と、あまり上位に食い込めていません。ハイランドピークらは過信禁物です。

 また「枠番が5〜8枠、かつ前走の4コーナー通過順が4番手以下だった馬」は2016年以降[0-1-0-19]、「父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬」は2016年以降[1-1-1-25]と、それぞれ安定感を欠いていました。ウェスタールンド・アルクトス・タイムフライヤーあたりも評価を下げたいところ。不安要素が少ないエアスピネルやアナザートゥルースを重視すべきでしょう。


【5レース目 新潟11R レパードS】

 臨戦過程がポイント。「前走の条件が“JRA、かつ2勝クラス以下のレース”だった馬」は2015年以降[0-2-0-28]ですし、「前走の条件が“JRA、かつ2勝クラス以下のレース”以外、かつ前走の着順が10着以下だった馬」も2015年以降[0-0-0-9]と苦戦しています。ラインベック・ライトウォーリア・バンクオブクラウズらはあまり強調できません。

 なお「東京ダ1600mならびに“JRA、かつ1800mのレース”において“着順が1着、かつ4コーナー通過順が4番手以内”となった経験がない馬」は2015年以降[0-1-0-22]。コース適性に不安がある馬は苦戦必至と見ておきたいところです。さらに、2015年以降の3着以内馬15頭中14頭は、出走数が5〜9戦でした。

 注目は実績上位のケンシンコウ・デュードヴァン・ミヤジコクオウあたり。ミヤジコクオウはコース替わりもプラスに働くんじゃないでしょうか。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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