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【新潟2歳S予想】新潟2歳Sは前走との間隔や末脚・馬格に注目

  • 2020年08月29日(土) 19時00分
2020年05月30日公開分より、当連載はタイトルを「WIN5スペシャル予想」から「1点で仕留めるWIN5攻略法」に改め、内容も大きくリニューアル致しました。今後はより分かりやすくなるよう、極限のところまで買い目を絞って予想を公開します。“新しい解説様式”を、皆様のWIN5攻略に上手くご活用ください!

当連載の活用方法などについてはこちらをご覧ください

 前回8月23日のWIN5は122万3720円の配当で決着。単勝オッズ1.8〜2.1倍の支持を集めた3頭がすべて敗れるなど、小さめの波乱が続きました。

 ちなみに、発売金額は8億8108万3400円。7月26日に歴代2位の33億8133万4100円を記録しましたが、その翌週以降も4回連続で8億円を超えています。ちなみに、2020年の年頭から7月19日までの計30回を振り返ってみると、発売金額が8億円を超えたのは5月31日・6月7日の2回だけ。キャリーオーバー発生で盛り上がった7月26日の回をきっかけに、改めてWIN5に取り組んでいるプレイヤーが多いのかもしれません。

 明日8月30日のWIN5は総出走頭数が70頭、総組み合わせ数が49万4208通り(土曜12時現在)。レースごとの出走頭数に結構な差があるので注意しましょう。

【2020年08月30日発売分の1点予想】

札幌10R 8.タイキルークス
新潟10R 10.アビーム
小倉11R 10.サラキア
札幌11R 1.ダイアトニック
新潟11R 9.ブルーシンフォニー

【1レース目 札幌10R 苫小牧特別】

 今年の1〜2回札幌ダ1700m(8月23日終了時点)は、3歳以上のレースに限ると内枠不利。「枠番が1〜3枠の馬」は[4-0-3-53]と安定感を欠いていましたから、アンダープロミス・プロヴィデンスらは評価を下げたいところです。

 有力候補は実績上位のタマモサンシーロ、3歳のシゲルタイタン・タイキルークス・ハイパーステージあたり。休養明け2戦目で上積みがありそうなタイキルークスは特に高く評価すべきだと思います。

【2レース目 新潟10R 朱鷺S】

 近年は外枠有利。「枠番が1〜4枠の馬」は2017年以降[0-0-2-17]と苦戦していました。

 また「前走の4コーナー通過順が8番手以下だった馬」も2017年以降[1-0-1-19]といまひとつ。ラヴィングアンサー・プールヴィルらはあまり強調できません。

 狙ってみたいのはアビーム・アンリミット・プリンスリターン・ストーミーシーあたり。2連勝中のアビームをより重視すべきかもしれませんが、無理に絞る必要はないでしょう。

【3レース目 小倉11R 小倉日経OP】

 血統が明暗を分けそう。「父にヘイロー系以外の種牡馬を持つ馬」は2017年以降[0-0-0-11]なので、ボッケリーニらは過信禁物です。

 なお「生産者がノーザンファームの馬」は2017年以降[2-1-2-3]。時期によるとはいえ、2016年以前も概ね堅実でした。

 面白そうなのはコース替わりがプラスに働きそうなサラキア。もちろんステイインシアトル・ダノンチェイサー・セラピア・ワイプティアーズあたりも悪くないので、予算やオッズと相談しながら柔軟に構えようと思います。

【4レース目 札幌11R キーンランドC】

 実績馬と牝馬が中心。「“JRA、かつGIのレース”において5着以内となった経験がない、かつ性が牡およびセンの馬」は2013年以降[1-0-0-43]ですから、ライトオンキューらは思い切って評価を下げるべきでしょう。

 さらに「“JRA、かつオープンクラスのレース”において1着となった経験がない馬」も2013年以降[0-0-0-26]と好走例なし。ビリーバー・カッパツハッチ・ヤマカツマーメイドなど、今年はこの条件に引っ掛かっている馬が少なくありません。

 また「“前年以降、かつ札幌・函館、かつ3勝クラス以上のレース”において3着以内となった経験のない馬」は2013年以降[0-1-3-41]、「馬齢が6歳以上の馬」は2013年以降[1-1-1-35]。北海道のレースを主戦場としてこなかった馬や、高齢馬も苦戦していました。

 これらの傾向から強調できるのはダイアトニック・イベリスくらい。実績上位のダイアトニックを素直に重視したいところです。

【5レース目 新潟11R 新潟2歳S】

 長期に渡って好走馬の傾向が変わっていないレース。「前走との間隔が中3週以内だった馬」は2011年以降[3-0-0-61]、「前走の上がり3ハロンタイム順位が3位以下だった馬」は2011年以降[0-0-0-43]、「前走の馬体重が440kg未満だった馬」は2011年以降[0-0-1-34]と、それぞれ安定感を欠いています。シュヴァリエローズ・ショックアクションらは過信禁物と見るべきでしょう。

 注目は前出の条件をクリアしているロードマックス・フラーズダルム・セイウンダイモス・ブルーシンフォニー。特にブルーシンフォニーはコース適性も高そうで、これといった不安要素が見当たりません。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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