【スプリンターズS予想】スプリンターズSは中央場所での実績に注目
前回9月27日のWIN5は16万4760円の低額配当決着。4レース目の神戸新聞杯(中京11R)を単勝オッズ1.1倍(1番人気)のコントレイルが制すなど、全体的に順当な決着が目立ちました。
ちなみに、発売金額は10億908万300円。10億円を超えたのは今年7月26日以来ですが、キャリーオーバーがなかった回に限ると2012年12月23日以来、およそ7年9か月ぶりです。先週公開分の当コラムで「普段はWIN5を買わないプレイヤーも多数参戦してくるんじゃないでしょうか」と指摘した通り、コントレイルは信頼できると見てWIN5にチャレンジした方が多かったのだと思います。おそらく、次走に予定している菊花賞(10月25日)でも断然の人気を集めるはず。今度はWIN5の発売金額にどのくらいの影響が出るのか、今から楽しみで仕方ありません。
明日10月4日のWIN5は総出走頭数が69頭、総組み合わせ数が45万560通り(土曜12時現在)。多過ぎず少な過ぎずの、手頃な総組み合わせ数と言えるでしょう。
【2020年10月04日発売分の1点予想】
中山9R 3.タウゼントシェーン
中京10R 9.ハギノアレグリアス
中山10R 2.サトノセシル
中京11R 12.ピースワンパラディ
中山11R 3.ダノンスマッシュ
【1レース目 サフラン賞(中山9R)】
前走の内容を素直に評価したい一戦。「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.4秒以上だった馬」は2015年以降[0-0-0-12]と苦戦していました。
また「前走の出走頭数が10頭以下だった馬」も2015年以降[0-1-0-9]と優勝例なし。サトノレイナスらは過信禁物と見ておきたいところです。
これらの傾向から強調できるのはグランデフィオーレ・タウゼントシェーン・テンハッピーローズ・ペイシャフェスタ・ルースあたり。ディープインパクト産駒のタウゼントシェーン、コース適性の高さを証明しているペイシャフェスタは特に有力だと思います。
【2レース目 白川郷S(中京10R)】
今年の2回中京ダ1900m(10月3日終了時点)は、前走で先行していた馬が優勢。「前走のコースが“ダートのコース”、かつ前走の4コーナー通過順が7番手以下だった馬」は[1-1-0-26]とあまり上位に食い込めていません。
チャンスがありそうなのはスズカフェスタ・キーフラッシュ・ウェルカムゴールド・マサハヤニース・ハギノアレグリアス・ウインネプチューンあたり。このメンバー構成なら、キャリアの浅いウェルカムゴールド・ハギノアレグリアスを高く評価すべきでしょう。
【3レース目 茨城新聞杯(中山10R)】
今年の4回中山芝1800m内、かつ新馬を除くレース(10月3日終了時点)は、大型馬が不振。「前走の馬体重が480kg以上だった馬」は[0-2-0-20]でした。モンブランテソーロ・グレイテストあたりは微妙なところですが、ウインカーネリアン・ルリアン・アブソルティスモらを信頼し過ぎないよう心掛けるべきだと思います。
注目はサトノセシル。馬格のない馬ですし、展開に恵まれる可能性も高そうです。
【4レース目 ポートアイランドS(中京11R)】
実績馬が強いレース。「“前年以降、かつJRA、かつ重賞のレース”において6着以内となった経験のない馬」は2016年以降[1-1-0-17]ですから、条件クラスやオープン特別のレースを主戦場としてきた馬は強調できません。
実績上位と言えそうなのはドナウデルタ・ラセット・ケイデンスコール・ピースワンパラディ・ウーリリ・ロードマイウェイなど。鞍上のコース適性が高いピースワンパラディあたりは特に面白いんじゃないでしょうか。
【5レース目 スプリンターズS(中山11R)】
中央場所のレースにおける実績がポイント。「“同年、かつ中央場所、かつオープンクラスのレース”において2着以内となった経験のない馬」は2015年以降[0-0-1-38]と苦戦していました。今年はモズスーパーフレア・ミスターメロディ・クリノガウディーらがこの条件に引っ掛かっています。
さらに「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.5秒以上だった馬」は2015年以降[0-2-0-31]。ダイアトニックなど、大敗直後の馬は評価を下げたいところです。
なお「父がミスタープロスペクター系以外の種牡馬、かつ性が牡およびセンの馬」も2015年以降[0-2-0-29]と勝ち切れていません。
不安要素が見当たらないのはダノンスマッシュ・グランアレグリアの2頭。いずれも高く評価すべきでしょう。