前回11月29日のWIN5は315万5170円の配当で決着。5レース中3レースで単勝2番人気以内の馬が優勝を果たしたものの、4レース目のカノープスS(阪神11R)を単勝オッズ32.2倍(7番人気)のハナズレジェンドが制したこともあり、やや高めの払戻金となりました。
11月8日以降に発売された過去5回のWIN5を振り返ってみると、最高配当こそ11月8日の440万3170円ですが、11月23日(10万2210円)を除く4回は二百万円以上の配当で決着しています。ちなみに、9月6日から11月1日にかけては、10回中8回が百万円未満の低額配当決着。流れの微妙な変化が気になっているプレイヤーも多いんじゃないでしょうか。
明日12月6日のWIN5は総出走頭数が77頭、総組み合わせ数が81万1008通り(土曜12時現在)。11頭立てとなった2レース目の逆瀬川S(阪神10R)も比較の難しいメンバー構成ですし、難度の高い回と言って良いかもしれません。
【2020年12月06日発売分の1点予想】
中京10R 12.ズアー
阪神10R 3.ラルナブリラーレ
中山11R 14.ケープコッド
中京11R 15.クリソベリル
阪神11R 1.ジェネティクス
【1レース目 中京日経賞(中京10R)】
馬格がない馬は評価を下げた方が良さそう。中京芝1400mで施行された2019年を含め「前走の馬体重が470kg未満だった馬」は2016年以降[0-2-1-34]と期待を裏切りがちです。デルマカトリーナ・ラミエルらは過信禁物だと思います。
有力候補はクラシックココア・ズアー・ナイントゥファイブ・ニシノストームあたり。休養明け2戦目のズアーを特に重視したいところですが、やや手広く構えるのもひとつの手でしょう。
【2レース目 逆瀬川S(阪神10R)】
近年は順調に使い込んでいる馬が優勢。「前走との間隔が中4週以上だった馬」は2016年以降[1-1-1-18]と安定感を欠いていました。メサルティム・レッドベルディエスらはあまり強調できません。
狙ってみたいのはフィニフティ・ラルナブリラーレ・ナルハヤ・コマノウインクルあたり。3歳のラルナブリラーレは特に楽しみです。
【3レース目 ラピスラズリS(中山11R)】
キャリアや実績を素直に評価したい一戦。「“前年以降、かつJRA、かつオープンクラスのレース”において1着となった経験がない、かつ出走数が19戦以上の馬」は2014年以降[1-0-1-38]と苦戦していました。アマルフィコーストなど、この条件に引っ掛かっている馬の扱いに注意しましょう。
また「前走のレースが京阪杯以外、かつ前走の着順が9着以下だった馬」は2014年以降[0-0-0-29]。このレースと相性が良い京阪杯組を除くと、大敗直後の馬は上位に食い込めていません。アストラエンブレムらは割り引きが必要です。
これらの傾向から強調できるのはコントラチェック・ジョーマンデリン・ヒロイックアゲン・ケープコッドあたり。コース替わりもプラスに働きそうなケープコッドは無難に押さえておくべきだと思います。
【4レース目 チャンピオンズC(中京11R)】
基本的に前走好走馬が強いレース。「前走の着順が4着以下、かつ“同年のフェブラリーS”において3着以内となった経験のない馬」は2015年以降[0-1-0-26]でした。ゴールドドリームらは評価を下げるべきでしょう。
さらに「前走の条件が“国内のレース”、かつ前走の4コーナー通過順が8番手以下だった馬」は2015年以降[1-1-0-26]。サンライズノヴァなど、極端に先行力が低い馬は信頼できません。
なお「前走の条件が“国内、かつGI・GIIのレース”以外だった馬」は2015年以降[0-3-2-38]と優勝例なし。カフェファラオをはじめとする、前走がGIIIのレースだった馬も過信禁物です。
今年はアルクトス・チュウワウィザード・クリソベリルあたりが中心。ただ、昨年の優勝馬であることも加味すると、優先すべき度合いはクリソベリルが頭ひとつ抜けています。
【5レース目 りんくうS(阪神11R)】
5回京都最終週に施行されていた2014〜2019年のオータムリーフSは、「“同年、かつJRA、かつダートのレース”において1着となった経験のない馬」が[0-2-0-44]。また「出走数が24戦以上の馬」も[0-1-1-44]と期待を裏切りがちでした。施行時期や施行条件が近いので、スマートアヴァロンのようなタイプは疑ってかかるべきでしょう。
チャンスがありそうなのはジェネティクス・ロードラズライト・サトノラファール・コパノフィーリング・レシプロケイトあたり。3歳のジェネティクスはそれなりに信頼して良さそうです。