前回8月1日のWIN5は180万7730円の配当で決着。対象5レースのうち4レースで単勝オッズ5倍以下の馬が優勝を果たしたものの、3レース目の柳都S(新潟10R)を単勝オッズ54.9倍(14番人気)のホウオウスクラムが制したことで、払戻金額が跳ね上がりました。
単勝二桁人気クラスの伏兵が1頭だけ優勝を果たし、残る4レースが比較的平穏な決着という構図は、前々回7月25日とほぼ同じ。なお、単勝支持率通りに残り票数が減っていったと仮定した場合の配当理論値は、前々回7月25日が約150万円、前回8月1日が約173万円と、あまり変わらない水準です。しかし、前々回7月25日は実際の配当が366万8810円。一方の前回8月1日は、理論値と同じくらいの金額にとどまっています。柳都Sは混戦模様でしたから、手広く押さえていたプレイヤーが案外多かったのかもしれません。
明日8月8日のWIN5は総出走頭数が77頭、総組み合わせ数が84万6720通り(土曜12時現在)。“フルゲート”のレースが多く、やや難度の高い回と言えるでしょう。
【2021年08月08日発売分の1点予想】
新潟9R 15.アビエルト
函館10R 15.ネクストストーリー
新潟10R 6.グレアリングアイ
函館11R 3.アメリカンシード
新潟11R 7.ロードシュトローム
【1レース目 驀進特別(新潟9R)】
臨戦過程がポイント。「前走のコースが新潟芝1000m直だった馬」は2016年以降[2-0-0-21]と安定感を欠いていました。キモンブラウン・サクセスハーモニー・ウインアイルビータらは扱いに注意したいところです。
狙ってみたいのはジャスパージャック・クルークヴァール・アビエルトあたり。枠順に恵まれたアビエルトは高く評価すべきでしょう。
【2レース目 潮騒特別(函館10R)】
こちらも“別路線組”に注目した方が良さそう。「前走のコースが函館、かつ前走の着順が3着以下だった馬」は2017年以降[1-0-1-27]と苦戦しています。函館開催の最終日に施行されるのは例年通り。3歳のクープドクールはともかく、サトノジヴェルニーらは強調できません。
面白そうなのはカフェアヴニール・ジュビリーヘッド・エグレムニ・ネクストストーリーあたり。コース替わりがプラスに働きそうなネクストストーリーは特に楽しみです。
【3レース目 信濃川特別(新潟10R)】
前走が2000m以上のレースだった馬を重視したい一戦。「前走の距離が1900m以下だった馬」は2016年以降[0-0-1-22]でした。ジュンブルースカイ・アステロイドベルトらは過信禁物と見るべきでしょう。
ダディーズトリップ・トゥルーヴィル・ダノンレガーロあたりも侮れませんが、中心視したいのは3歳のグレアリングアイ。これといった不安要素が見当たりません。
【4レース目 エルムS(函館11R)】
基本的に若い馬が優勢。「馬齢が6歳以上、かつ“同年、かつJRA、かつ重賞のレース”において2着以内となった経験のない馬」は2016年以降[0-1-0-37]です。スワーヴアラミスらは思い切って評価を下げるべきだと思います。
なお「前走の距離が1600m以下だった馬」は2016年以降[0-1-0-11]、「前走の着順が3着以下、かつ前走の条件がダートグレード競走以外だった馬」は2016年以降[0-1-0-22]と、それぞれ期待を裏切りがちでした。
今年はアメリカンシード・トップウイナー・レピアーウィット・ロードブレス・オメガレインボーあたりが有力。前走が好内容だったアメリカンシードは素直に押さえておくべきでしょう。
【5レース目 レパードS(新潟11R)】
ダートグレード競走やオープン特別を経由してきた馬が中心。「前走の条件が“JRA、かつ2勝クラス以下のレース”だった馬」は2016年以降[0-2-1-35]と勝ち切れていません。今年のメンバー構成なら、まずはロードシュトロームを買い目に加えたいところです。
ちなみに「前走の条件が“JRA、かつ2勝クラス以下のレース”、かつ出走数が6戦以上の馬」は2016年以降[0-0-0-26]と3着以内なし。さらに「枠番が7〜8枠の馬」は2016年以降[0-1-0-19]、「東京ダ1600mおよび“JRA、かつ1800mのレース”において“着順が1着、かつ4コーナー通過順が4番手以内”となった経験のない馬」は2016年以降[0-0-0-21]と苦戦していました。ホッコーハナミチ・ルコルセール・メイショウムラクモあたりよりは、オセアダイナスティ・ハンディーズピークの2頭を重視すべきだと思います。