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【ジャパンC予想】シャフリヤールは? 外国馬は? メシ馬・キムラヨウヘイ・TARO・とうけいばの印はどうなった?

  • 2022年11月26日(土) 18時00分
11月25日、次世代の競馬予想界を牽引する予想家4名が生放送で予想討論を繰り広げる番組「競馬予想LIVE ウマいナイト」が配信された。2年連続で回収率100%超のメシ馬氏、過小評価されている妙味の高い馬を探すキムラヨウヘイ氏、中学時代からネット予想をしてきたTARO氏、2019年に予想家デビューした新進気鋭のとうけいば氏が、外国馬4頭の襲来で盛り上がるジャパンC予想で激論を交わす企画。今回は“テコ入れ”(?)となるラランド ニシダ氏を新たに迎え、前回以上に白熱した議論が繰り広げられた。
(編集・構成=緒方きしん)

ウマいナイト

▲前回から引き続き高見侑里氏、新たにラランド ニシダ氏を向かえ白熱した討論



シャフリヤール本命は危険信号!?



──各自の予想が発表されましたが、メンバーで唯一、キムラヨウヘイさんがシャフリヤールに印を打ちました。

キムラヨウヘイ氏 シャフリヤールについては、他の3人が無印だろうということはわかっていました。競馬が上手い人は今回、シャフリヤールは狙わないと思うんですよ。ただし今回はあえて、一般的な感覚で本命シャフリヤールとしました。管理する藤原厩舎は、目標とするレースで仕上げてくる厩舎。確かに天皇賞・秋では見せ場のないパフォーマンスでしたが、仕上げていなかったの一言で済ませて良いと思います。

メシ馬氏 キムラヨウヘイさんの影響で、藤原厩舎の仕上げ事情はファンにも浸透しているので、オッズにも影響が出ています。今さら、そこを狙う理由がないです。「藤原厩舎の2戦目を狙う」というのは僕が、競馬を始めた頃の格言ですから…。シャフリヤールも前哨戦で勝ってダービー勝っていますしね。

キムラヨウヘイ氏 シャフリヤールの毎日杯は、ダービー挑戦への賞金確保のため仕上げる必要がありました。ただ賞金に余裕があった秋は神戸新聞杯で0.7秒差の4着という凡走からジャパンCで3着と着順をあげています。前回の乗り方はC.デムーロ騎手にお任せでしたが、今回は藤原調教師が細かく指示を出しています。ブレインは藤原調教師、フィジカルはC.デムーロ騎手だと思っています!

とうけいば氏 僕は天皇賞・秋に続くシャフリヤール無印なんですが、それはこの馬の成長力に疑問があるからです。3走前にドバイで勝っていますが、それほど強さを感じませんでした。強さを感じたのはダービーですが、1年半前の実績で人気にするというのは、ちょっとやりすぎかな…。

TARO氏 僕は天皇賞・秋でシャフリヤールを本命にしましたが、メシ馬さんやとうけいばさんのいう成長力のなさを感じる残念な結果となりました。もっと決め手を使えると思っていたんですが…。僕はちゃんと反省して正す事ができますから(笑)。正直、僕の見解は間違っていました。今回も距離適性の壁がありますし、外枠というのもありますし、厳しい気がします。
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▲TARO氏(左)、メシウマ氏。前回のウマいナイトを受けて…


海外勢がジャパンCに新時代をもたらすか


──海外勢についても伺いたいです。オネストはTARO氏が本命評価、とうけいば氏が対抗評価としています。

TARO氏 今年の仏ダービーは非常にレベルが高かったのですが、その5着馬がオネスト。それ以降もレベルの高いところで好走してきた、実力のある馬です。欧州の馬場で2000mくらいに対応できるタイプが、日本の東京2400mに合うと思います。そもそも、今年からジャパンCには新時代が訪れるのではないでしょうか。近年、ジャパンCに出走する日本馬のレベルが下がっている傾向にあります。天皇賞・秋からの連戦が厳しかったり、香港を狙っていたりする馬が増えたことで、2014年には7頭出走していた「直近1年にGI勝利実績のある日本馬」が、昨年は2頭、今年はシャフリヤールの1頭のみとなっています。今年からは東京競馬場に国際厩舎ができて、海外勢の調整がしやすくなったため、追い風を感じますね。

とうけいば氏 海外馬ながらジャパンCで好走している馬の傾向のひとつに、「3歳馬であること」があげられます。3歳時には瞬発力があったものの、古馬になるとスタミナタイプとなるというパターンも多いですよね。海外勢も3歳馬が狙い目なのですが、今年は3頭います(笑)。前走で後方から差して好走した馬が、ジャパンCでも差して好走する…というパターンも多いので、オネストに高評価を出しました。

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▲とうけいば氏はオネストに高評価


メシ馬氏 TAROさん、とうけいばさんもパリ大賞典を見たんですよね? 1番後ろから追い込んで勝利したオネストも素晴らしかったですが、ソラを使いながら粘ったシムカミルもすごくよかったです。ジャパンCで好走した海外馬たちはマイル以下を得意とする父を持つパターンが多いのですが、Tamayuz産駒のシムカミルも同じことが言えるでしょう。瞬発力もあり、高速馬場にも対応できそうで、血統的にも適性が高そうなこの馬が狙い目です。日本なら、ソラを使うようなペースにならないのではないでしょうか。

キムラヨウヘイ氏 ただ、日本競馬と近いのはアメリカ・香港・ドバイの競馬。欧州馬が日本競馬で好走するのはなかなかハードルが高いです。今回挑戦してきたあ4頭はいずれもアメリカ・香港・ドバイ実績がありません。もちろんラップなどから適性を推測することはある程度可能ですが、仮に適性があっても経験がないので、僕は買いませんね。TAROさんは出走する日本馬が弱くなったこと・国際厩舎ができたことを時代が変わる理由にあげていますが、日本馬の現在のローテが定着したのは今年からではありませんし、国際厩舎ができたことだけでどこまで傾向が変わるのか…。

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▲キムラヨウヘイ氏は外国馬に懐疑的な様子


メシ馬氏 今年から国際厩舎ができたことは、どこまでプラスかはわかりませんが、少なくとも状態面でのマイナスはないかと思います。TAROさんと同様、日本勢のレベル面には疑問がありますし、今年の海外勢はしっかり追走できて日本適性が高そうです。条件が変わる今年だからこそ、積極的に海外馬を狙いたいですね!

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▲有馬記念で行われる次回ウマいナイトもお楽しみに!


他にもダノンベルーガの評価やヴェアラズールの評価で激論を交わした4名の新鋭たち。ラランド ニシダ氏「こんなバチバチなんだ」と驚く一幕も。今回の模様はアーカイブが配信されているので、レース本番までに是非チェックして欲しい。より一層、予想が楽しくなるはずだ。


競馬予想LIVE ウマいナイト

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ウマい馬券の予想家たちの人柄がわかり、馬券の役に立つ…かもしれない!?「ウマい話」をお届けします。

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