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先週の競馬、そして今週

  • 2023年04月14日(金) 12時00分

皐月賞も枠に?!


 先週の桜花賞はリバティアイランドの強さが際立つ内容でしたね。

 内枠でどういう競馬をするのか? 注目が集まりましたが、まさか後方まで下がる形に…。

 しかも当日の阪神は内先行有利で外差しは決まらない状況の中、追いこんでの勝利。

 抜けた強さでしたし、阪神JF後からの4か月明けとなりましたが、この間の3か月を牧場で過ごしてきたわけですが、スピードで押し切るだけでなく、道中リラックスした中で切れ味をいかせる内容にしてきたとのこと。

 よってレース前に、牧場関係者の方が

「今の雰囲気ならば、オークスでの距離2400mも問題ないというか、むしろそっちの方が合う気もする。イメージ的には、ジェンティルドンナの時と同じ」と話されていました。

 まさに、これまでの3戦と明らかに違う点はパドックやレースでのハミの受け方にムキになることがない点。そこを感じとっていたからこそ、鞍上もスタート後に無理をさせなかったようにも思えます。そしてこの走りによって2400mでの楽しみが増すというか、勝利しか見えない状況に。とにかく無事に順調に運ぶことを願うばかりです。

 さて今週はオトコ馬たちのクラシック第1弾となる皐月賞です。


 このレースも枠がでた瞬間、まず思ったのが、

「え?! ソールオリエンスが最内枠?!」

 能力の高さを感じさせる馬で、有力候補の1頭。とは言え、キャリア2戦のみで、この頭数、そして折り合い面のことを考えてもこれは少し厳しくなった印象。

 イメージとしては、真ん中あたりの枠の方がレースを組み立てやすかったようにも感じ、鞍上の横山武史騎手が、そこをどうエスコートするのか? 注目が集まりますし、今開催の中山を見ていると、当日の馬場状況によっても大きく脚質と枠の有利・不利もうまれている気がし、こればかりは土曜日、そして日曜日のレースによる馬場傾向チェックも重要だと思います。

 そして個人的に気になるもう1頭はベラジオオペラ。2戦目の内容が良く、それが3戦目でのセンスあるレース振りにも繋がっていた印象。今回、中3週で再度の中山輸送があるので、当日の馬体チェックはより見極めが重要だと思いますが、魅了される馬です。

 またフリームファクシにおいては、折り合い面がポイント。初コンビとなるレーン騎手が、この頭数の中でどうコンタクトをとるのかが鍵な気がしますが、今回の皐月賞は流れそうな気もし、終わってみれば老婆心だったということも考えられる気はします。

 そして調教の良さを感じたのはウインオーディン。今回、人気も低そうなので、相手に入れておこうかな? とも思っていますが、馬券はもう少し考えての最終結論にします。

 それでは皆さん、また次週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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