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ステキな若者と先週の競馬

  • 2023年07月21日(金) 12時00分

今週の穴馬は


 暑い日が続きますが、皆さん、体調の方はいかがでしょうか?

 先日、私の後ろを歩いていた60代ぐらいの女性がフラッとした際、目の前を歩いていた若いスーツ姿の男性がすぐさま気づき声をかけ、その後、手を差し伸べて数百メートル先のご自宅まで寄り添っていく姿を目の当たりにしました。

 私の他にも1人その場に居合わせ、3人で女性に声をかける形ではあったのですが、その若者の勇気と優しさと行動力にそれ以上できることはなく、その場をあとにしました。

 こういった場合、声をかけることはできるものの、その後どう対処・対応していいのか分からずあたふたしてしまいがちになってしまいますが、今回の若者の行動には見習うべき点が多く、また美しいなぁ…凄い子だなぁ…と心に刻まれました。

 さて話は変わり函館記念ですが、終わってみればローシャムパークの強さが際立つものでしたし、ルメール騎手の柔らかな拳が印象的なレースでもありました。と同時に、こういった馬場もこなせたことに加え、年齢がまだ4歳。体を見ても、まだまだ成長過程ですし、今後が本当に楽しみです。

 また注目していたルビーカサブランカは2着ですし、終わってみれば挙げた5頭中の3頭で決まりという結果。

 アラタに関しては馬場が響いた気もしますし、アルナシームは外目の枠と馬場も…。結果、最終的に注目した3頭で決まった結果なのに、当日の馬場状況に迷ってしまい、またまた少額プラスの結果に。

 競馬が終わった後に、本当にオバカだなぁ…と呟く私に、「今に始まったことではないでしょ、オバカは。それに誰もホソエちゃんが大当たりする姿を望んでいないよ。マイナス180円ぐらいのガミがいいのだよ」と井崎先生。

 慰められているのか? けなされているのか? 誘導されているのか? 分かりませんが、井崎先生との会話は、なぜか心が軽くなります。

 毎週レース後に「井崎の反省部屋」としてYoutubeにアップされているので、よかったら検索してください。

 さて今週は中京記念。


 フジテレビは27時間テレビの為「みんなのKEIBA」はお休みですが、予想の中に入れておきたくなる穴馬は、アナだけにアナゴサン…というのは冗談で、真剣にアナゴサン。

 と言うのも、もともと1800m〜2000mあたりで走っていた馬ですが、身体が本格化してからはマイルもしくは1400mあたりでもいいのでは? と感じていた馬。

 しかも今回、どうしても逃げたい馬もおらず、人気馬の中には前半、折り合いに気を配らなければならない馬たちも。

 ただ1点、前走マイナス14kgの馬体重の理由が気になるところでありますが、今週の追いきりの動きが素晴らしく映り、そこは心配しなくてもいいのかな? と。

 もちろん前走、ヴィクトリアマイルで好走したディヴィーナや好材料しかないルージュスティリア、前走は不利のあったセルバーグや追いきりの動きが抜群のダノンスコーピオンなど魅力的ですが、アナゴサンが気になります。それでは皆さん、また次週、お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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