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宝塚記念回顧 鎌田有恒

  • 2017年06月26日(月) 10時49分
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くどいくらい何度も話していて申し訳ないのですが、馬場が重くなると欧州的な能力が問われると思うのです。サトノクラウンは欧州現役最強馬のハイランドリールに欧州馬場寄りと思われる香港ヴァーズで勝利。ハイランドリールは今年も欧州でG1連勝と絶好調。そんな馬に勝ったわけですから。以前にも書きましたが、今回の馬場の悪くなる宝塚記念の中では1番強いと思っていた存在。サトノクラウンが勝つに相応しい馬場。やっぱり強かったですね。サトノダイヤモンドが凱旋門賞挑戦を表明していますが、僕はサトノクラウンの方が勝つ可能性は高いと思っています。なので里見オーナーには是非凱旋門賞の2頭出しを検討して頂いて、サトノクラウンとサトノダイヤモンドでの凱旋門賞を是非観てみたいです。

ゴールドアクターも重馬場巧者。重馬場での実績は宝塚記念出走前の複勝率が75%。馬自身も休養明け3戦目の複勝率100%。天皇賞・春は調整方法を変えて結果が出ずに今回はいつもの調整方法に戻したらしく馬の調子がいい状態。2200mも連対率100%。ほぼほぼの条件が今回ゴールドアクターが最大の力を出せる状態だと思ったのです。祖父のグラスワンダーからの血統から見ても、この非根幹距離のグランプリコースはやはり強いですね。

キタサンブラックを軸にできなかったのは馬場状態から。過去に重馬場を走ったのは去年の宝塚記念の3着のみ。加えて前走の天皇賞・春は高速馬場でのハイペースでのレコード。高速馬場に対応したわけですから高速馬場の方が合っている気がしたのです。去年は3着に来てますが、去年より馬場が重い気がしたのでなおさら恐く。単勝1.4倍でしたからね。気になるデータもありました。阪神競馬場改修以降の2007年からの宝塚記念には単勝1点台の馬が3頭いました。全て勝てていなかったのです。ディープスカイ3着、ゴールドシップ15着、ドゥラメンテ2着。前走の大阪杯を勝っているように小回りコースの対応もできそうですが、広いコースの方が戦績がいいというのも気になりました。さらにこの馬場でしたので軸にはできず。

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