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地方馬の勝利を期待したい函館2歳S

  • 2018年07月21日(土) 12時00分


◆新種牡馬たちの戦いにも注目

 世代一番星をめざす函館2歳ステークスが現在の日程になったのが、2012年。以前は、同じ函館に前哨戦のラベンダー賞があったので、このワンクッション見てから本番という流れを見すえて考えることが出来た。距離も同じ1200米だったので、時折、直結することもあったのだ。

 特に、地方のホッカイドウ競馬から挑戦する場合、このワンクッションは大きな意味を持っていた。この頃中央を突破して勝利したエンゼルカロ、モエレジーニアス、ハートオブクィーンの3頭の名前に懐かしさを覚える。

 地方競馬所属馬は、門別の栄冠賞かウィナーズチャレンジで1着になればここに出られる仕組みになっているので、2012年以降も毎年、ここに出て来ている。ワンクッションが無くなったからといって気に病むこともないのだが、一度身についた習慣から抜け出すには、4頭目の地方の勝ち馬が出るのが一番なのだと思っている。

 函館2歳ステークスは、この先、来春のクラシックにつながることは皆無と言っていいが、牝馬でここを勝ったものは、桜花賞にはかなりの馬が顔を出している。その中で、シャダイソフィアとエルプスが勝っていたが、いずれも昭和57年、59年の桜花賞馬であり、この面の期待はあまりしない方がいいだろう。もちろん、世代一番星の価値は大きく、しっかり記憶しておきたい。そのうち、3頭目の桜花賞馬か、初めての皐月賞馬が出ないとも限らないのが競馬なのだ。

 2歳戦で注目するのは、どうしても新種牡馬の顔ぶれと評判なのだが、この世界は産駒が走り始める最初の1、2年が大きな意味を持つ。期待の大きい種牡馬には、有力牝馬がつけられ、少なくとも3年目までに成果を上げなくてはその先がおぼつかなくなる。

 産駒が3歳になったロードカナロアは、牝馬二冠を達成したアーモンドアイが出たし、オルフェーヴルは、皐月賞馬エポカドーロが、さらに輸入種牡馬ヘニーヒューズからはダートの活躍馬が多く出ている。これを受けて今年の新種牡馬32頭からどんな活躍馬が出るか、一方でこの種牡馬たちの戦いにも興味がふくらむのだ。種牡馬として生き残る戦い、この観点に絞って先を見据える機会でもある。

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ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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