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秋華賞は「5レース目」である点も考慮したい

  • 2018年10月13日(土) 20時00分
 当コラムでは展望できませんでしたが、先週の月曜、10月8日のWIN5は6050円の超低額配当決着。これは2012年10月21日に飛び出した7320円を下回る史上最低記録です。この日は総組み合わせ数が18万3040通りしかなく、もともと高額配当になる可能性がほとんどなかったとはいえ、あまりの安さに衝撃を受けた方も多かったんじゃないでしょうか。


 ちなみに、私もこの歴史的な低額配当をうっかり当ててしまいました。「こういう回はハズレで構わない」と割り切れるくらいでないと、長期的なスパンで利益を出すのは至難の業。これだけ人気サイドに寄った組番は、(単勝支持率に比べて)妙味あるオッズとなっている可能性がほとんどありませんからね。

 強いて収穫を挙げるならば、買い目を工夫した結果として28点買いでの的中に持っていけた点。この日も個人的に「伊吹式WIN5ランキング」を作成しており、結局1〜13位の馬を買うことにしたのですが、すべての馬をそのまま買えば総点数は64点でしたから、本来ならばトリガミとなっていたはずなのです。しかし、先月9月21日にリリースした単行本『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)に収録してある「伊吹式点数削減テクニック トリプル」を活用すれば、押さえる馬の数を減らすことなく総点数を抑制することができます。ごくわずかな金額とはいえ、買い目の工夫によって利益を捻りだせたのは、長年の研究に伴うひとつの成果と言っていいでしょう。無論「もっと派手な場面で『成果』を示したかった……」というのが本音ではありますけど。

 明日10月14日のWIN5は総出走頭数が69頭、総組み合わせ数が38万8800通り(土曜16時現在)。18頭立てのレースが2鞍あるものの、今回も総組み合わせ数は決して多くありません。買い目が膨らみ過ぎないよう注意したいところです。

オクトーバーSは年明け以降の戦績や臨戦過程がカギ


 1レース目は3歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の赤富士S(東京10R)。高齢馬や休養明けの馬が多く、昇級初戦の馬たちにもある程度は支持が集まると思います。

 2レース目は3歳以上1000万下、ハンデキャップ競走の三年坂特別(京都10R)。2連勝中のロシュフォールらが注目を集めるでしょう。

 3レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走の信越S(新潟11R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。

 4レース目は3歳以上オープンのオクトーバーS(東京11R)。3歳のアドマイヤアルバ、今夏の重賞で善戦したスティッフェリオ、マウントゴールドあたりが上位人気グループを形成しそうです。

 5レース目は3歳GIの秋華賞(京都11R)。土曜16時の時点ではアーモンドアイが断然の支持を集めており、ラッキーライラックが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2018年10月14日版]

1位 京都11R 11.アーモンドアイ
2位 東京10R 10.マイネルクラース
3位 東京11R 6.スティッフェリオ
4位 京都10R 4.ロシュフォール
5位 新潟11R 5.アンコールプリュ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 新潟11R 13.アイライン
7位 新潟11R 10.スターオブペルシャ
8位 京都10R 6.エメラルスター
9位 東京11R 8.マウントゴールド
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 東京10R 9.メイショウマトイ
11位 京都11R 7.ラッキーライラック
12位 新潟11R 11.ベルーガ
13位 京都10R 3.ドリームソルジャー
14位 東京11R 7.マイネルハニー
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 東京10R 2.メイプルブラザー
16位 京都11R 6.パイオニアバイオ
17位 新潟11R 9.アポロノシンザン
18位 新潟11R 16.アドマイヤリアル
19位 京都10R 5.サンラモンバレー
20位 京都10R 2.エイシンルカーノ
21位 京都10R 8.ウインシャトレーヌ
22位 東京11R 3.アドマイヤアルバ
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 東京11R 4.ワンブレスアウェイ
24位 東京10R 7.フォーハンドレッド
25位 京都11R 1.ラテュロス
26位 京都11R 18.ダンサール
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 5レース目の秋華賞(京都11R)は距離適性に注目したい一戦。「“JRA、かつ2000m以上のレース”において優勝経験のない馬」は2012年以降[0-3-2-61]と苦戦しています。また「前走の上がり3ハロンタイム順位が4位以下」だった馬も2012年以降[0-2-2-67]。大敗直後の馬や先行力の高さを活かしたいタイプは過信禁物と見るべきでしょう。注目はやはりアーモンドアイ。2012年以降は関東馬やオークスから直行した馬が苦戦しているものの、今年は中長距離向きの差し馬があまりいないので、無理には逆らえません。単勝の人気もこの馬に集中していますから、WIN5はアーモンドアイ一頭に絞り、他の馬は(4レース目まで突破した後に)単勝で買う――という二段構えの作戦がおすすめです。

 4レース目のオクトーバーS(東京11R)は年明け以降に勝ち鞍のある馬を重視した方が良さそう。2014〜2016年のアイルランドTならびに2017年のオクトーバーSを集計対象とすると「“JRA、かつGIかGIIのレース”において優勝経験がなく、“同年、かつJRAのレース”における優勝経験もない馬」は[0-1-0-24]でした。さらに「前走の距離が2000m超だった馬」も[0-1-0-13]と人気を裏切りがち。今年のメンバー構成なら、スティッフェリオ、マウントゴールドの2頭を高く評価すべきだと思います。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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