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【海外の現場(3)】アメリカ遠征で中谷雄太騎手の胸に宿った思いとは キーンランドセール現地レポ

  • 2018年09月18日(火) 18時02分
海外競馬通信

▲“チーム矢作”の最後の戦い、結末はいかに!?


4月8日の福島競馬で落馬し、頚椎骨折、胸椎骨折の診断を受け、現在休養中の中谷雄太騎手。長期入院を経て、先月退院しました。復帰に向けてはまだ時間がかかるとのことですが、「騎乗している時には出来ない経験をしたい」と思っていた矢先、普段からお世話になっている矢作芳人調教師から、“世界最大規模”のキーンランドセールへのお誘いをいただいたそうです。

知られざる海外セリの現場を現役騎手の視点からレポートするこの企画も、ついに最終回。今回はセリの最後の様子をお届けします。今日落札できなければ戦いは明日に持ち越し、というギリギリの局面。果たしてどんな結末が待っているのか? そして最後は、落馬休養中の中谷騎手が、久々に馬に触れて感じた本音を語ります。


その瞬間、先生とふたりで顔を見合せ…


 netkeibaをご覧のみなさんこんにちは。騎手の中谷雄太です。

 これまで2回お届けしてきたこのコラムも、今回が最終回。“チーム矢作”の結末はいかに!?
(→第1回の記事はこちらから)
(→第2回の記事はこちらから)

 12日(現地時間)のセリ3日目。予定ではこの日がセリに参加する最終日なのですが、相変わらず値段が高いので、落とせなかった場合は翌日に延長しなければならず、まだキーンランドにいたい気持ちもあるけど、早く終わってほしいような気もするし、複雑な心境で当日の朝を迎えました。

 午前中は延長も考えての翌日の馬選びをすることになりました。ピックアップした馬を全員で見て回り、延長戦への準備も万端で、午後のセリに向かいました。

 その日に競る馬は厳選した3頭に決めていたので、良い馬だけに高くなることは必至。矢作先生も「今日は厳しいかな。これは明日かもな」と言っておられました。

 案の定、予定していた3頭のうち前半の2頭は100万ドル(日本円で約1億1000万)を超える馬も出て、「やっぱりか」となかば諦めムードも漂う中、最後の馬のセリへと向かいました。

 パレードリングを回っている競る予定の馬を見て、「やっぱり良い馬だし、ちょっと厳しいかな」「やっぱり明日かな…」と、なかば諦めながらも、なぜかその馬にカメラを向けてました。パレードリングではボブ(ボブ・バファート調教師、詳しくは前回の記事をご覧ください)の写真しか撮ったことがなかったのに…(笑)。

 いつも競っている時の定位置からセリ会場へと入っていく馬を見送りながら、「日本でまた会えたらいいな」と、心の中で思っていました。

海外競馬通信

▲最後に競るのはこの芦毛馬


海外競馬通信

▲他の馬は撮影しなかったのに、今回だけはなぜかシャッターを


海外競馬通信

▲「日本でまた会えたらいいな」と思いながら見送った


 いよいよセリが始まりました。やはり今回も、値段はどんどん上がっていきます。こちらのビットの17万5000ドルまでさらりと上がってしまい

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