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前走での人気と着順から絞り込め!/菊花賞

  • 2017年10月18日(水) 18時00分

■菊花賞(G1・京都芝3000m外)フルゲート18頭/登録24頭


【特注データ】〜レースデータより〜



 菊花賞で好走するための必要条件といっても過言ではないのが、前走で人気を裏切っていないこと。過去10年で馬券に絡んだ30頭のうち、じつに26頭までがこの条件をクリアしている。逆に、前走で人気を裏切っていた【C】グループの馬は、トータル[1-2-1-57]で複勝率6.6%、複勝回収率17%と絶不調。7番人気以下で馬券に絡んだ馬は1頭もいない。

 とくに注目したいのが、前走で人気よりも上の着順に来ていた【A】グループ。4〜6番人気や7〜9番人気での好走率が非常に高く、文句なしに「買い」といえる内容だ。そして、前走で人気通りの着順だった【B】グループは、3番人気以内[4-1-2-4]で4番人気以下[0-0-1-21]という両極端な成績。上位人気馬だけを買い、それ以外は消すのがセオリーである。

 以上のデータから特注馬となるのが、3番人気以内となりそうなキセキと、適度に人気がなさそうなウインガナドルの2頭。ミッキースワローも、3番人気以内に押された場合は買いジャッジとなる。逆に危なっかしいのがアルアインや、4番人気以下となった場合のサトノアーサー、サトノクロニクル、ダンビュライトだ。

【コース総論】京都芝3000m外 Aコース使用

※今回は「京都芝2200m外〜芝3200m外」の4コースを集計対象としています

・コースの要所!

★勝ち馬の72.5%が3番人気以内。回収率も人気サイドのほうが優秀だ。
★内枠が圧倒的に有利なコース条件。馬番1〜6番は押さえるのがベター。
★直線の長い外回りでも有利なのは先行勢。逃げ馬も意外に残っている。





 菊花賞が行われる京都芝3000m外は、菊花賞と万葉Sの専用コース。分析を行うにはデータの母数が足りなさすぎるので、今回はすべてが外回りである、京都芝2200m以上を集計対象とした。いささか雑なデータとなってしまうのは致し方ないが、それでも傾向は意外にハッキリと出ているので、十分に参考となるはずだ。

 まずは人気別だが、全体的に人気サイドが強いコース条件で、1着馬のじつに72.5%までが3番人気以内馬によって占められている。人気薄もそれなりに好走してはいるが、回収率ベースの数値も人気サイドのほうが優秀なので、極端な穴狙いは避けたほうが賢明。人気薄は、軸ではなくヒモで狙ったほうが効率がいい。

 そして、想像以上に極端な結果が出たのが枠番データ。内枠である馬番1〜6番が勝率、連対率、複勝率のいずれもぶっちぎりの高さとなった。平均人気が高いとはいえ、それ以上の結果を残しており、回収率の高さも文句なし。中枠と外枠で信頼度に大きな差は見受けられないが、枠番値の差から考えると序列はやはり「内>中>外」だ。

 最後に脚質データ。直線の長い外回りコースならばもっと差せそうなものだが、実際は先行勢が非常に強いコース条件となっている。信頼度や回収率の差はご覧の通りで、中団から差して勝つのはかなり難しい様子。4コーナーで前を射程距離に入れていないと、勝ち負けには持ち込めないのが、この舞台といえそうである。

【レース総論】菊花賞(G1) 過去10年

・レースの要所!

★1番人気は[5-1-2-2]と高信頼度。ふたケタ人気は不振で狙うなら中穴。
★コースデータ同様に内枠が圧倒的に有利。馬番1〜6番は押さえるべき。
★勝ち馬のほとんどが4コーナー6番手以内。差せそうで差せないレース。
★前走上がり2位以内馬が好成績。鞍上の乗り替わりは大幅な割引材料。







 レースの平均配当は、単勝815円、馬連4459円、3連複2万3415円。たま〜にとんでもない波乱決着がある菊花賞ではあるが、近年は順当決着傾向が強まっている。人気別成績を見ても、1番人気が連対率60.0%、複勝率80.0%としっかり人気に応えており、対照的にふたケタ人気の超人気薄は[0-1-1-88]と低空飛行。人気薄を狙うならば、4〜6番人気や7〜9番人気など、中穴に限定したほうがいい。

 次に枠番データだが、こちらはコースデータ以上に内枠有利。平均人気に大きな差がないにもかかわらず、平均着順には大差がついた。馬番1〜6番はトータル[7-3-3-47]と、勝ち馬の多さはまさに圧倒的。ちなみに、2012年以降の勝ち馬はすべて馬番1〜6番である。内枠のひとケタ人気馬は、徹底的にマークすべきだ。

 脚質データも要注目で、コースデータ以上に前有利という結論に。勝ち馬のほとんどが4コーナー6番手以内と、前を射程圏に捉えている。それでいて速い上がりが求められるのが菊花賞で、上がり最速〜2位馬の成績は素晴らしいもの。3〜4コーナーから、マクるようにポジションを押し上げられる馬を重視したい。

 末脚のキレが重要であるのは、前走での上がり上位馬が好成績であることが裏付けている。過去10年で馬券に絡んだ30頭のうち、なんと20頭までが前走で「2位以内」の上がりを使っていた。あとはG1らしく、鞍上の乗り替わりが大幅マイナス材料であるのも重視したいポイント。好走馬のほとんどがキャリア6〜9戦であるのも、覚えておいて損はないデータである。

【馬場&血統総論】


・現在の馬場
 引き続きAコース。重馬場だった先週日曜日は前が残りまくっていた。

・天候予測
 台風の影響もあり雨模様となる可能性が大。道悪での競馬となりそう。

・注目血統
 ディープインパクト産駒◎、ルーラーシップ産駒○、ジャングルポケット産駒▲、ハーツクライ産駒△

 気がかりなのが天候。台風21号が接近しており、週末の京都は大きな影響を受けそうだ。台風の進路やスピードから、重〜不良での競馬となる可能性が大。そうなると、先週同様に前が残りまくる馬場バイアス(秋華賞以外はすべて前残り)となるかもしれない。今年の菊花賞は、道悪への対応力が問われる一戦となりそうだ。

 血統面は4種牡馬の産駒をプラス評価。もっとも信頼度が高いのは定番のディープインパクト産駒だが、注目株はルーラーシップ産駒で、先週もレジェンドセラーが1000万下を勝ち上がっている。あとは、ジャングルポケット産駒やハーツクライ産駒も、適性の高さはなかなかのもの。プラス評価の対象とはしなかったが、ステイゴールド産駒の爆発力も侮れないものがある。

★出走登録馬・総論×各論

 神戸新聞杯を快勝したダービー馬レイデオロの不在で、一気に大混戦と化した今年の菊花賞。登録馬は24頭もいるというのに、このうち重賞勝ち馬はアルアイン、ブレスジャーニー、ミッキースワローの3頭しかいない。しかも、秋雨前線と台風21号の影響により、道悪での競馬となる可能性が大。一筋縄ではいかないレースとなりそうだ。

 最終的なジャッジは枠番決定を待つ必要があるが、現時点でのトップ評価は神戸新聞杯の2着馬であるキセキ。netkeiba.comでの予想オッズは、堂々の1番人気である。「前走人気=前走着順の人気馬」という特注条件をクリアしており、そのほかにも前走がG2での最速上がりであること、鞍上が継続騎乗予定であること、レースキャリア7戦であること、関西馬であることなど、パーフェクトに近い内容。内枠を引き当てれば文句なしだ。

 二番手評価は、「4〜9番人気になった場合の」ウインガナドル。関東馬という大きなマイナス材料はあるが、特注データ条件をクリアしそうな数少ない存在で、その他の項目でもプラス評価を多く獲得している。爆発力のある「ステゴ×マック」配合で、脚質や実績から道悪も大歓迎。ペースや展開次第で、逃げ切れる可能性が十分にある。

 三番手評価に、セントライト記念を制したミッキースワロー。こちらも関東馬というのが大幅マイナスだが、前走が「2番人気1着」であるのは、それを補ってあまりあるプラス材料だ。前走が最速上がりで鞍上は継続騎乗の予定であるなど、その他の項目でも多くのプラス評価を獲得。勝ち負けになっておかしくない1頭といえる。

 四番手評価に、人気薄となりそうなマイネルヴンシュ。関東馬であることや、前走が1000万下特別であることなど割引材料もあるが、プラス評価となった項目もけっこう多く、侮れない側面がある。スタミナに関してはここでも上位だろうし、好位追走から早めに仕掛ける積極的な競馬をすれば、一発があるかも。

 以下はクリノヤマトノオー、アルアイン、アドマイヤウイナー、ダンビュライト、トリコロールブルー、サトノクロニクルという評価の序列。ブレスジャーニーも注目馬の1頭だが、今回はさすがに買いづらい。問題はどの馬が内枠に入るかで、それ次第では評価がガラッと入れ替わる可能性もある。キセキかウインガナドルのどちらかには、ぜひとも内枠を引き当ててもらいたい。


■総論×各論・先週の馬券回顧



京都11レース 秋華賞(G1)
1着 14ディアドラ
2着 07リスグラシュー
3着 04モズカッチャン

読みは正しいのに馬券が下手すぎる(#^ω^)ビキビキ

直線なかばでは「あ、デキたな」と余裕をかますも、ゴール前でハズレへと急転直下。リスグラシューの2着固定でヌケるという、馬券下手の本領を発揮してしまいました(激痛)。分析結果自体はバッチリ合ってたんだけどなあ……しくしくさめざめ。

※コース&血統データは2012年以降、レースデータは2007年以降が集計対象です。
※枠番値は、当該枠番における「平均人気−平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、人気よりも上の着順に来ていることになります。

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競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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