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次世代へ意識が向く、1歳馬の登録(須田鷹雄)

  • 2017年10月17日(火) 18時00分


◆以前とは異なる競走馬登録のあり方

 現在の2歳世代から、以前とは異なる競走馬登録のあり方が始まっていることをご存知だろうか。制度を詳しく説明する余裕はないのでかいつまんで言うと、1歳の育成段階から厩舎を決めて仮の競走馬登録のようなものをすることで、競走馬の減価償却の時期を早めることができるようになったのである。競走馬所有を事業扱いにしていて、かつ本業が黒字の個人馬主にはメリットがあるので、昨年もそれなりの頭数がこの制度を利用した。ちなみに通常の競走馬登録頭数とは別枠なので、馬房を圧迫することはない。

 今年はさらに頭数が増えるかと思ったのだが、いまのところまだそれほどの頭数でもない。ただ、1歳馬で厩舎が判明したとなると、翌シーズンに向けてテンションが上がるもの。登録が済んだ中から何頭かご紹介しよう。

 セール取引馬でいちばん価格が高かったのはルーラーシップ×ファンタジックアイの牡馬。ノースヒルズとあわせて相当な頭数の登録を済ませた前田幸治氏の所有馬で、松永幹夫厩舎となっている。

 セール価格2位・牝馬トップのオルフェーヴル×フィエラメンテも松永幹夫厩舎。馬名はカレンソナーレ。ちなみにカレンでは、ロードカナロア×カレンチャンの牝馬も既に籍がついており、馬名はカレンモエ。厩舎は言うまでもないが安田隆行厩舎である。ちなみに1歳世代のカレンには1頭ディープインパクト産駒(牝馬)がいるのだが、これはまだ登録されていない。ちなみに関東入厩予定。

 2頭だけ登録されているディープインパクト産駒のうち1頭も松永幹夫厩舎。母グローリーブラッドの牝馬で、馬主はノースヒルズマネジメント。もう1頭のディープ産駒は母ロベルタの牡馬で、音無厩舎となっている。馬主はもちろん近藤英子氏だ。

 他に馬主ではドクターコパこと小林祥晃氏や大川徹氏などが頭数的には目立つところ。この原稿を書いている時点で厩舎が見えているのはまだ138頭だが、これから秋が深まるにつれてさらに増えるはずだ。現2歳シーズンもこれからだが、次のシーズンもまた、始まりつつある。

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