JRA賞馬事文化賞受賞者・吉沢譲治が語る血統の真実とは?
吉沢譲治
キングカメハメハが初年度産駒を競馬場に送り込んだのは、2008年のこと。あれから4年が経ち、今夏、5世代目を2歳戦に送り込んだ。昨年まで2年連続の日本リーディングサイアーに輝き、産...
10歳馬のトウカイトリックがステイヤーズSを勝利して、アサカディフィートと並ぶJRA最高齢重賞勝ち馬となった。ただしアサカディフィートの記録は、2008年2月9日の小倉大賞典を勝っ...
外国人騎手と地方出身騎手にあって、中央競馬の騎手にないもの。それは勝負への貪欲さと狡猾さではないかと思う。彼らは強引な違反すれすれのプレーをする。だが、それによって馬主や生産者が得...
フジキセキ産駒のサダムパテックが、マイルCSで悲願のタイトルを手にした。今年5月の京王杯スプリングCが、弥生賞以来1年2か月ぶりの勝利。早熟のように見えて早熟でなく、落ちても落ちて...
先週の中央競馬は、障害を含めて5つの重賞が組まれていたが、勝った馬はすべて非サンデー系だった。それどころか母系にもサンデーの血が入っていない。つまりサンデーの血が“一滴”も入ってい...
牝馬三冠を達成したジェンティルドンナ。そのすべて2着に泣いたヴィルシーナ。2頭の厩舎、馬主は違うが、生産牧場はノーザンファームで共通する。今日、一流どころの厩舎、騎手は多くは、この...
ステイゴールドの種付料が来春から800万円に上がるという。不況に苦しむ日高の中小の牧場にとって、ステイゴールドは救いの神だった。しかし、もう彼らの手の届かないところにいる。2002...
菊花賞はゴールドシップが早目に抜け出すから、スタミナと持久力の勝負になる。そこまでの読みは当たっていたが、2、3着候補をすべてディープインパクト産駒で絡めてしまった。結果は2着馬の...
菊花賞にディープインパクト産駒が10頭も登録してきた。フルゲートは18頭だが、このうち8頭は出走権が確定している(回避したディープブリランテを含む)。ダービー3着のワールドエース、...
凱旋門賞で負けはしたが、オルフェーヴルが出走メンバーで最も強いレースをした。日本最強馬どころか、世界最強馬の走りであったように思う。26年前の1986年、後方から矢のように伸びて勝...
9月23日の中央競馬が終了した時点で、総合種牡馬ランキングは、ディープインパクトが2位のキングカメハメハに2億円以上の差をつけていた。春のクラシックが終わって以降、ずっとこの差をキ...
ゴールドシップを見くびっていた。春のダービーを2番人気で5着に敗れたとき、「早熟馬」「スタミナ不足」の影がちらついたからである。オルフェーヴルと同配合だが、この馬は祖母の父にプルラ...
新刊『日本最強馬〜秘められた血統』の発売の知らせを、先週の14日、当netkeiba.comのニュースで配信してもらった。すると、いきなり次のような書き込みが入った。「この人ってデ...
ディープインパクト産駒が、今秋のセントライト記念に8頭、ローズSに4頭登録してきた。ワールドエース、トーセンホマレボシが戦線離脱しても、代わりを担う予備軍は豊富だ。ローズSに登録し...
ワールドエース、アダムスピークが屈腱炎で戦線離脱。トーセンホマレボシも屈腱炎で早々と引退が決まった。いずれも今春のクラシック戦線を盛り上げた、ディープインパクト産駒の逸材にして良血...
新潟2歳Sで2着に入ったノウレッジは、10番人気の低い評価だった。前走のデビュー勝ちがダートの1200m。いきなりマイルに伸びて、しかも芝に変わったのだから無理もない。今夏は雨が少...
8月14〜16日のお盆休みに、地方競馬のJPNダートグレード競走が三つあった。盛岡のクラスターC(JPNG3)、佐賀のサマーチャンピオン(JPNG3)、門別のブリーダーズゴールドC...
昨日、東京ダービー以来2か月ぶりに大井競馬へ行った。あのときは会社帰りのサラリーマンが多かったが、昨日はお盆休みということもあって、家族連れやアベックが目立ち、肌をあらわにした女性...
8月7日現在、クロフネが2歳種牡馬ランキングのトップに立っている。ストークアンドレイが函館2歳Sを勝った賞金が効いているが、2歳戦はまだ始まって2か月。秋になればディープインパクト...
9歳馬のエムエスワールドが、小倉サマージャンプを快勝した。障害の重賞勝ちは、今年5月の京都ハイジャンプに次いで、これで2つ目である。父のステイゴールドはオルフェーヴル(三冠馬)、ド...
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