スポーツライター・島田明宏が競馬界の「今」を熱視点で語る!
島田明宏
この稿を別のテーマで書いていたとき、作家・競馬評論家の山野浩一さんが亡くなったことを知った。山野さんは、夫人の介護をしているうちに癌を患い、ここ数か月、入退院を繰り返していた。ブロ...
大型スクリーンに「58000万円」という数字が映し出されている。「ラストコール!正面右手のお客さまにハンマーが降ります。5億9000万円、いかがでしょうか。ありませんか!?」鑑定人...
競馬ファンが楽しみにしている7月のイベントというと、やはり来週のセレクトセール、再来週のセレクションセールといった、メジャーなセリだろう。今年も、ゴールドシップやキズナ、エピファネ...
宝塚記念の日、阪神競馬場のコースに面した関係者席を歩いていると、不意に名を呼ばれた。立ち上がってこちらを見ていたのは、ドラマ『絆〜走れ奇跡の子馬〜』で松下拓馬を演じた岡田将生さんの...
宝塚記念が行われる日曜日の出馬表を眺めていたら、阪神第7レースの3歳以上500万下の平場(芝2200m)に「ヒシマサル」の名を見つけた。鞍上が武豊騎手なので、余計に嬉しくなった。彼...
今年22回目を迎えるユニコーンステークスは「出世レース」として知られている。2011年の秋にも、この連載で出世レースについて書いた。あれから6年弱。ユニコーンステークスの勝ち馬を中...
「我が軍」こと読売巨人軍が6月9日の日本ハム戦で競り勝ち、16日ぶりに白星を挙げた。42年ぶりに塗り替えた球団ワースト記録の連敗は13でストップ。なお、プロ野球の連敗記録は1998...
先週の本稿に、ダービーはオークスより速いタイムで決着してほしいと書いた。すると、あろうことか、オークスの2分24秒1より2.8秒も遅い2分26秒9もかかってしまった。同じ日に同じコ...
母の一周忌法要を終え、先日帰京した。当歳だったスマイルジャックの娘たちを見て札幌に戻り、病室で原稿を書きながら母を看取ってから1年が過ぎた。自分の体の一部を失ったかのような痛みはそ...
「レジェンド」的場文男騎手が、地方競馬通算7000勝を達成した。5月17日の川崎第11レース「川崎マイラーズ」をリアライズリンクスで制し、記念すべき1勝を重賞勝ちで飾った。中央で4...
フランスの伯楽アンドレ・ファーブル調教師が管理する、ノーザンファーム生まれのディープインパクト産駒アキヒロ(牡3歳)が、年明け2戦目のGIIグレフュール賞(5月8日、サンクルー芝2...
今年のNHKマイルカップには、桜花賞の4、5、11着馬と、皐月賞の10、12、13着馬、そしてトライアルのニュージーランドトロフィーの1、3、5、7、10着馬が出てくる。牝馬クラシ...
今週の天皇賞・春で、キタサンブラックとサトノダイヤモンドが激突する。昨年の有馬記念につづく2度目の直接対決となるわけだが、今度はどちらが勝つのだろう。こう書きながら、ビッグレースで...
桜花賞が行われたころ満開だったソメイヨシノが、すっかり葉桜になった。代わってひらいたマツバギクの細い花弁が、日々ぬるむ風に揺れて愛らしい。特集ドラマ「絆〜走れ奇跡の子馬〜」がNHK...
文筆を生業とするようになって30年ほどになるが、その大きな節目で一度ならず、二度、三度と力になってくれた人がいる。門別で生産・育成牧場を営む藤本直弘さんだ。初めて藤本さんに会ったの...
東京では木曜日の夜半から雨になり、それほど長くは降らなかったが、週末もぐずついた天気になりそうだ。桜花賞が行われる阪神競馬場も同様で、芝コースは稍重か重になることが予想される。かき...
3戦3勝でフラワーカップを圧勝したファンディーナ(牝3歳、父ディープインパクト、栗東・高野友和厩舎)が、牡馬相手の皐月賞に向かうことが発表された。追加登録料200万円を払っての参戦...
慌ただしい一週間だった。月曜日はファンディーナのフラワーカップの勝ちっぷりに圧倒されたあと、午後6時10分から放送されたドラマ「絆〜走れ奇跡の子馬〜」のメイキング番組を視聴。私のイ...
今週末、スプリングステークスでサトノアレス、阪神大賞典でサトノダイヤモンドと、2頭の大物が始動戦を迎える。どちらも里見治オーナーの所有するディープインパクト産駒だ。3月12日の競馬...
この稿がアップされるのは、3月11日、土曜日の正午である。そのとき私は福島県南相馬市への移動中だと思う。午後2時15分から始まる、東日本大震災の追悼式に参列するためである。未曾有の...
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