データ分析の権威・須田鷹雄が週末の重賞レースをマル秘データで解析!
須田鷹雄
函館記念といえば、前哨戦である巴賞の着順がアテにならないことで有名……だったが、最近はそうでもなくなっている。例えば昨年は巴賞・1着同着だったフィールドベアーが、函館記念で1番人気...
今週アイビスサマーダッシュが行われるコース、新潟芝直線1000m。創設当初は「どんな競馬になるのか?」「どんな適性の馬が来るのか?」と話題になったものだが、年を経るにつれて皆あまり...
七夕賞はローカルのハンデGIIIという、ある意味誰でも好走が可能な条件である。しかし、実際には適性という要素がレースでは大きく作用するわけで、七夕賞ではどのような適性が要求されるの...
今年の函館スプリントS、最大の特徴は「函館じゃない」ということである。函館と札幌では芝の質も違うし、好走が期待できる馬の血統も当然違ってくる……といった話にもっていきたいところだが...
今年の宝塚記念は、ファン投票上位10頭のうち出走予定が4頭という見通しになった。ファンの間では上位馬が出てこないという不満がよく聞かれるが、どちらかというと私は「フルゲートにならず...
斤量条件が変わってレースの特徴ががらりと変わることはあるが、マーメイドSもそんなレースのひとつである。ハンデ戦化初年度の06年(京都施行)が9、3、11番人気の決着。07年は2、5...
今週のエプソムC、登録28頭のうち、半数近い13頭がサンデーサイレンス系である。SS系が増えた今では珍しくないことだが、しかし一方でエプソムCはSS系が苦手とするレースでもある。あ...
今年の安田記念には香港調教馬が2頭やってくる。今回はデータの話というより、香港馬の取捨に関する話を書いてみたい。香港馬の取捨は意外に簡単だ。まずは、現地G1を普通に勝ち負けできるレ...
オークスはブエナビスタが人気に応えただけでなく、1〜3着は桜花賞と全く同じ結果に終わった。もともとオークスで馬券に絡む馬の8割は桜花賞からの直行組であり、着順まで同じだったことはと...
オークスはブエナビスタの一本かぶりが確実。もし万が一があるとしたら極端な脚質が原因となることが考えられるので、真逆である先行タイプを狙うべき……というような原稿を既にあちこちで書い...
古牝馬のGIというのは春秋にひとつずつしかないので、当然のことながら同一馬が何年かにわたって出走することになる。また、与えられた条件を走るしかないので、必ずしもベストの距離等でなく...
NHKマイルCのトライアルといえば、ニュージーランドTである。ご存知のように、NHKマイルCの創設当初は施行時期が違い、ニュージーランドTは東京芝1400mであった。そして00年か...
天皇賞春は3200mという距離だけに、ステイヤー文化の色濃かった昭和の競馬を懐かしめる面がある。しかし、いまの時代に「筋金入りのステイヤー」という概念がどれだけ残っているかは微妙な...
フローラS(+旧4歳牝馬特別)は言うまでもなくオークストライアルだが、権利のない馬がオークスに出走したい、という意図の出走がすべてを占めるわけではない。もちろんオークス出走権が目標...
皐月賞のデータを色々とこねくり回していてひとつのことに気付いた。過去10年を振り返ってみると、社台ファームとノーザンファームで皐月賞との相性が全く違うのである。分かりやすく生産者別...
桜花賞はどう考えてもブエナビスタの一本かぶりで行われるだろうが、どんなに強い馬であっても、GIで確実に勝つというのは容易なことではない。また、穴党はどれだけ強そうな人気馬がいても、...
ダービー卿CTは2002年にハンデ戦となり、ハンデ戦としてすでに7回が行われた。ハンデ戦初年度の2002年は2、4、5番人気馬での決着でそれほど荒れなかったのだが、このところは荒れ...
いきなり泣きごとを言うようだが、高松宮記念の行われる中京芝1200mというのは本当に予想が難しい。平坦ローカルなのだから先行馬を買っていればいいのかというと、そんなことは全然ない。...
このコラムではよく、堅い重賞・荒れる重賞という話を書く。堅い、荒れるの尺度についてはいくつか考え方があるだろう。私がよく使うのは、10年なら10年という期間に全馬を均等買いした場合...
中山牝馬Sは言うまでもなくハンデ戦である。そこで過去10年の斤量別成績を調べてみると、明らかに「背負っている組が強い」ということが分かる。正確に言うと、なぜか55kg組がスイートス...
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