「
香港ヴァーズ・G1」(11日、シャティン)
大金星だ。日本から参戦した4番人気の
サトノクラウン(牡4歳、美浦・
堀宣行厩舎)がゴール前で差し切ってG1初勝利。逃げ切りを図る断然1番人気の愛国馬
ハイランドリールをとらえる金星を挙げた。
道中は後方の内でジッと我慢。直線は馬群を縫って追い上げ、ゴール寸前で強敵をとらえた。何と言っても
ハイランドリールは今年、“
キングジョージ”、米
BCターフを勝ち、
凱旋門賞でも2着に好走した世界のトップホース。測ったように差し切った“マジックマン”モレイラの腕が光った。
日本馬が同レースを勝ったのは01年
ステイゴールド以来、15年ぶり2頭目。
2着は1番人気
ハイランドリール、大きく離れた3着には、3番人気の仏国馬ワンフット
インヘヴンが入っている。
モレイラ「道中は思い通りの位置じゃなかったが、直線で前が開いてから長くいい脚を使ってくれた。前とは差があったけど集中力が途切れることなくとらえてくれました」
提供:デイリースポーツ