「
東京シンデレラマイル・S3」(30日、大井)
単勝1.5倍の断然人気に支持された1番人気の
トーセンセラヴィが、2番人気の
リンダリンダとのデッドヒートに競り勝って重賞初制覇を決めた。3着は好位から伸びた4番人気の
モダンウーマン。なお、1着馬には「第20回
TCK女王盃・Jpn3」(17年1月25日・大井)、「第63回
エンプレス杯・Jpn2」(同3月1日・川崎)への優先出走権が与えられた。
絶対に負けるわけにはいかなかった。道中に2、3番手から満を持して直線で先頭に躍り出た
トーセンセラヴィだったが、内で
モダンウーマンが食い下がり、外からは
リンダリンダが襲いかかる。激しい競り合いになったが、最後は
リンダリンダを首差振り切って先頭でゴール。
ディープインパクト産駒の良血馬が、5歳にしてようやく初の重賞タイトルをゲットした。
断然人気にプレッシャーを感じていた
森泰斗はさすがにホッとした様子。「勝って当たり前だったし、勝たないといけないレースだと思っていた。良かったです」と言いながら、なかなか表情が崩れなかった。2017年は打倒
JRA勢の期待がかかるだけに、さらに気を引き締めていく。小久保師も「次は
TCK女王盃へ。秋はもちろん
JBCレディスクラシック(11月3日・大井)が大目標。十分に好勝負になる」ときっぱり。南関東の女王が、さらに躍進する。
提供:デイリースポーツ