「
日経新春杯・G2」(15日、京都)
ゆくゆくは中距離路線の主役を担いたい。明け4歳を迎えた
ミッキーロケットが重賞初タイトルを狙う。昨夏の函館500万条件から1、2、1、2、5着。着実に己の力を磨き上げてきた。「精神面が成長している。攻め馬でも動じないし、体もパワーアップしています」と橋本美助手は成長ぶりを実感する。1週前は栗東坂路で4F51秒7-12秒3の好タイムをマークし、
レッドラウダ(4歳オープン)に0秒2先着。態勢は整いつつあるようだ。
昨秋の
ハイライトは
神戸新聞杯だろう。メンバー最速となる上がり3F34秒0の末脚を繰り出し、
サトノダイヤモンドに首差2着の大接戦を演じた。「いいレースだったし、サトノをあそこまで追い詰めたのは収穫」と同助手は満足そうにうなずく。本番の
菊花賞では内にささって5着に終わり、「折り合いがしんどい感じだった」と振り返るが、今回はもたれ癖の解消策として、リングバミに替えるなどの工夫を施して挑む。
梅花賞2着以来となる淀の2400メートル戦について、仕上げ人は「京都は問題ない。ずる賢さを出してほしい」と期待を込める。前出
サトノダイヤモンドは
菊花賞から
有馬記念を制し、世代レベルの高さを改めて印象づけた。まずは今年の始動戦で、馬名のごとく
ロケットスタートを決めたいところだ。
提供:デイリースポーツ