9日は成人の日。美浦では2人の若手騎手が新成人を迎え、気持ちを新たにした。
木幡巧也騎手(20)は「社会人ですし、ジョッキーである前に一人の人間として、改めて責任を感じます」と気を引き締める。昨年は45勝を挙げ
最多勝利新人騎手賞を獲得。さらなる活躍を期待される今年は「昨年の成績を上回りたい気持ちはありますが、まずは一頭一頭の馬に全力を懸けたい。頑張って自分の技術を磨いていきます」と力強く誓った。
昨年、フィーバーを起こした
藤田菜七子の兄弟子に当たる
野中悠太郎騎手(20)は、先週日曜の中山12Rが終わってから飛行機に乗って、地元(北九州市)の同窓会に出たという。「既に結婚している友人が5、6人もいたのがショックでした」と笑うが、同級生との久々の再会は刺激になったに違いない。デビュー2年目の昨年は11勝(473鞍)をマーク。「今年は600鞍以上、30勝以上を目指したい」と具体的な数字を挙げ、3年目の飛躍を約束した。(デイリースポーツ・刀根善郎)
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