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【南関東競馬】ユーロビートリベンジV 渡辺和厩舎ワンツー決着

デイリースポーツ
  • 2017年02月16日(木) 05時58分
 「金盃・S2」(15日、大井)

 2番人気のユーロビートが直線で抜け出して快勝。昨年2着の雪辱を果たし、重賞4勝目を飾った。2着には後方から伸びた9番人気のウマノジョーが入り、最後方の追走から追い込んだ4番人気のクラージュドールが3着。なお、上位馬2頭には「第62回ダイオライト記念・Jpn2」(3月15日・船橋)への優先出走権が与えられた。

 日本一長い重賞レースはユーロビートが2着に2馬身差をつける快勝。先手を奪ったサブノクロヒョウがつくる淡々とした流れを3番手の好ポジションから追走。最後の直線では押し出されるように早々と先頭に立ったが「よくしのいでくれました。自分のリズムだけ守れば最後は脚を使ってくれるので」と吉原寛もホッとした表情で振り返った。

「この馬に合っている大井の長丁場なら、安心して見ていられました」と渡辺和師。前走は名古屋でまさかの大敗を喫しただけに、ホームでの巻き返しに笑みがこぼれた。さらに2着にも同厩舎のウマノジョーが入りワンツーフィニッシュ。この2頭とも外厩先の茨城県・ミッドウェイファームで鍛えられている。

 1991年の菊花賞レオダーバンなど多くの名馬を手がけた同ファームの宮崎利男場長が昨年他界。この最高の結果に「まず宮崎さんの姿が思い出されました」とトレーナーは感慨深げ。ユーロビートの次走については「昨年もいい競馬をしてくれたダイオライト記念へ」(渡辺和師)。今年も重賞戦線で活躍してくれそうだ。

提供:デイリースポーツ

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