トライアル開幕を前に、約1カ月ぶりに福永が戦列に復帰する。
スズカメジャーで挑んだ
きさらぎ賞で発馬直後に落馬し、左肘内側側副靱帯を損傷。「ケガは直近の3回で一番軽かったが、変に無理をすると後遺症も残る。いい感じで治療できて、3回の内では一番いい状態で復帰できる」と言い切る。
手術でなく、保存療法を選択。ギプスはつけず、電気治療を施し、患部の圧迫や冷却を丁寧に繰り返した。「完全に固定すると筋肉が落ちやすくなるし、ほぐすのにも時間がかかるから。先週でも復帰できたけど、万全の状態にするために1週延ばしたくらいだから」。もう左肘に全く痛みは残っていない。
早速、土日の重賞で有力馬に騎乗する。
チューリップ賞は昨年の
最優秀3歳牝馬シンハライトの異父妹
ミリッサで、
弥生賞には
京都2歳Sの覇者
カデナで挑む。「自分自身に不安はない。あとは結果でしか証明できないからね」と力を込めるユーイチ。復帰週から、フル回転で完全復活をアピールする。
提供:デイリースポーツ