スマートフォン版へ

【スプリングS】サトノアレス始動戦へ上々 急加速!瞬間移動のような末脚

デイリースポーツ
  • 2017年03月17日(金) 06時11分
 「スプリングS・G2」(19日、中山)

 2歳チャンプ・サトノアレスが、今季始動戦に向けて上々の動きを披露した。降雨の影響で1日順延された最終リハだが、その影響を全く感じさせることなく、大きく先行した年長の僚馬2頭に最後は馬体をそろえてフィニッシュ。リフレッシュされた馬体で、さらなる成長ぶりもアピールした。

 促してからの急加速が、世代の頂点を極めた優れた身体能力を印象付けた。

 最終リハは16日の美浦W。直線入り口では先行2頭の2馬身ほど後ろにいたはずのサトノアレスが、あっという間に僚馬の内から首をのぞかせている。手綱を取った上野(レースは戸崎圭)が少し仕掛けただけで一気に放った瞬発力が瞬間移動のような末脚に結びついた。

 調教パートナーも名門・藤沢和厩舎の中堅ランナーだ。向正面で外を7馬身先行して前受けしたダノンゴールド(セン8歳)は平地オープンから障害入り。その後もオープンで2勝のスピードタイプ。その後ろで5馬身先行したシャドウチェイサー(セン5歳)は1月末に準オープンで3着。5F67秒8-38秒4-12秒7のタイムで2頭と併入に持ち込んだ。歴戦の雄を相手に見せたパフォーマンスは、さすが2歳王者だ。

 それでも名伯楽は、やや辛口。「少しモタモタしたけど、馬場が重かったからな。みんな時計がかかっているだろう。その分だな。先週しっかりやっているし、まあ、いいんじゃないか」。一応の合格点は与えたが「可」のレベル。「優」評価を高めに設定しているのも、それだけ持てる素質を見積もっているからだろう。

 クラシックへ向けた始動戦。3カ月の休養期間はスターダムを上っていく若駒をひと回り成長させた。「体は10キロぐらい大きくなっている。良くなっている。コイツはよく食うんだ。食わせないように気をつけている。いい休養だったし、使いだしとしては良くできている」とうなずく。来たるべき春へ、新興勢力の挑戦を堂々と受けて立つ。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す