■
ソウルスターリングに騎乗予定の
クリストフ・ルメール騎手
――
チューリップ賞、強かったですね。
ルメール ええ、強かったです。休み明け初戦でしたが、いい感じでした。
ソウルスターリングはレースのときは
リラックスしていましたし、直線ではしっかり脚を伸ばしました。楽に勝ちました。
――昨年と比べて成長はみられますか?
ルメール 良くなっていると思います。まだ能力(の伸びしろ)がある。頭がよく(賢く)なったね。大人になりました。この前のパドックではとても静かだった。そして、スタート前も静かだった。昨年はテンションが高くチャカチャカしていた。今年は経験があるし、いいレースができると思います。
――この馬のいいところは?
ルメール たくさんあると思います。いいスタートを切れるスピードがあります。直線での瞬発力、そしてゴールまでそれを維持できます。トビが大きく、心が強いです。
――雨予報ですが、そのあたりは?
ルメール 心配はしていないです。
ソウルスターリングのお母さんはモンズーンの子ですから、重い馬場でも問題ないと思います。
――母の
スタセリタにも騎乗されていましたね。
ルメール はい、もちろんです。フランスの
オークスとサンタラリ賞(注:仏GI、芝2000m、仏
オークスの前哨戦)を勝ちました。だから
ソウルスターリングに乗るのはいい気持ちです。
――心配な点はありますか?
ルメール ありませんね。今回もいい枠番が欲しいですね。大外枠はちょっと難しいですね。でも…あまり心配はありません。
――レースのイメージは?
ルメール いつもいいスタートを切るので、今回もそうありたいです。5、6番手のいいポジションが取れると思います。一番大切なのは
リラックス。そして、もちろんGIですからラ
イバルがたくさんいます。だから、ゴールまで注意したいですね。
――具体的なラ
イバル関係は?
ルメール 他の馬からマークされるとは思いますが、一番のラ
イバルは
アドマイヤミヤビですね。でも、彼女は後ろのポジションから走りますから、視界に入ってくるとしたら最後の直線だと思います。
――最後にメッセージを。
ルメール
ソウルスターリングはチャンピオンホースです。今回もぜひ勝ちたいです。みんな応援してくれていると思います。いつもありがとうございます。
(取材・写真:花岡貴子)