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松元厩舎・吉田厩務員のJRA全10場アシストしたフィドゥーシア連勝十分/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2017年05月19日(金) 19時00分
 先週(13日)、現役調教師としては新記録となる12週連続勝利を達成したのが角居調教師。2月26日から2か月半以上もの間を毎週、何らかの馬が勝ったというのだからすごい話だが、「彼はこの後もまだまだ記録を伸ばしていくんじゃないか」とさらなる更新を予言するのは中村調教師だ。

 中村師といえば、角居調教師に破られるまで11週連続勝利の記録を堀調教師とともに保持していた“元タイトルホルダー”だけに、なにやら説得力がある。

「先週、角居厩舎が唯一勝ったレース(京都5Rバリオラージュ)は、トモを滑らせていなければ目野さんの馬(ナムラマル2着)が勝っていたはず。勢いに乗っている時っていうのは、ああいうことがあるものなんだ。ウチの厩舎がずっと勝っていた時も“運が味方したなあ”というレースがいくつもあったから。まだまだ角居厩舎の流れは続くよ」

 果たして、その予言通り今週も記録更新なるか、注目である。

 記録といえば、4月の中山(春雷Sフィドゥーシア)で人知れずJRA全10場で担当馬が勝ち鞍を挙げる“隠れ記録”を達成したのが松元厩舎の吉田厩務員だ。

「今まで中山だけずっと勝てなくてな。ビリーヴスプリンターズS(2003年デュランダルの2着)でハナ差負けした悔しい思いがずっと残っていたし、そのビリーヴの子供で勝てたというのも良かった。何かスカッとしたわ」

 何年も勝てない厩務員がいるこの世界で、全10場Vというのも立派な記録。今週はその記録達成を飾らせてもらったフィドゥーシアが日曜(21日)新潟メーン・韋駄天Sにエントリーしている。

「直線芝1000メートルがいい方に出てくれればいいけどね」と当の吉田さんは期待半分不安半分といった感じだが、新潟といえば、ビリーヴが02年のスプリンターズSを快勝したコース。苦手な中山を克服したとあれば、吉田さんの“得意コース”で連勝…は現実味のあるシナリオではないか。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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