満足げな表情で
野中悠太郎騎手(20)=美浦・根本=が振り返る。「中身の濃い1週間でした」。先週、フランスの
シャンティイ競馬場で行われた「ロンジン・フューチャー・レーシング・スター賞(若手騎手招待レース)」にJRA代表として参加。レースは先行策から直線でいったんは抜け出したものの、最後に差されて2着に敗れた。
「切れ負けした感じですね。ただ、あれで負けるのなら仕方がないと思います」。勝利こそ逃したが、表情は晴れやかだ。レースまでの1週間をフランスで過ごし、追い切りに騎乗するなど、充実した日々を過ごした。「レースはもちろんのこと、調教にも乗せてもらい、いい経験をさせてもらいました」と目を輝かせる。
「海外へ行ったことで、改めて日本の競馬の素晴らしさを知ることもできました。また行きたいですね。他の国ではオーストラリアも興味があります」と笑顔を見せる。若手騎手にとっては貴重な体験。これが今後の財産になるはずだ。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ