スマートフォン版へ

ディープブリランテ半弟などGI馬のきょうだいが多く上場! セレクションセールの見どころ

  • 2017年07月17日(月) 18時01分
 18日(火)、新ひだか町静内にある北海道市場で「セレクションセール2017」が開催される。ここ数年は売却率、売上総額なども前年を上回る好成績を収めており、昨年は売却率73.5%、売上総額も23億円を超えるなどいずれも過去最高。今年は10日、11日の2日間に渡って開催されたセレクトセールが過去最高の落札総額を記録したこともあり、その相乗効果も期待される。

 過去の取引馬にはGI(JpnI)競走10勝を挙げたホッコータルマエや、2016年高松宮記念を優勝したビッグアーサー、2008年朝日杯FSを制したセイウンワンダー、2006年NHKマイルC優勝のロジック、2007年中山大障害(JGI)を制したメルシーエイタイムなど多くの重賞活躍馬も取引されているこのセール。

 今年はハーツクライロードカナロアオルフェーヴルジャスタウェイなどセレクトセールでも人気のあった種牡馬の産駒が多く上場されるが、一番の注目は上場番号145番ラヴアンドバブルズの2016(牡・父オルフェーヴル)。

 半兄ディープブリランテは2012年日本ダービーを制し、父として7月2日のラジオNIKKEI賞優勝セダブリランテスを出すなどディープインパクトの後継として活躍中。父は今年産駒がデビューしたオルフェーヴル。姉にはセレクトセールで1億円を超えていた馬もおり、8年ぶりにディープインパクト以外の産駒となる本馬の評価にも注目が集まる。

 主な上場馬は以下の通り。

【No.11 チリエージェの2016】(牡・父ロードカナロア):父はセレクトセールでも人気のあったロードカナロア。半兄にはそのロードカナロアと好勝負を繰り広げたハクサンムーンや、2017年バヴァーリアンクラシック(独G3)を制したWarring Statesがいる。

【No.48 ランデブーの2016】(牡・父ヨハネスブルグ):父ヨハネスブルグは産駒が増えた現2歳世代がすでに5頭勝ち上がっており、好調な滑り出しを見せている。母は中央未勝利だが、母の半兄には2003年NHKマイルCで3着、中山競馬場の芝1600m重賞を3勝したマイネルモルゲン、近親には重賞3勝を挙げたナリタキングオーなどがいる。

【No.118 テンザンローズの2016】(牝・父スズカフェニックス):2013年NHKマイルCを制したマイネルホウオウの全妹。マイネルホウオウ含め中央でデビューした産駒3頭はすべて勝ち星を挙げている。

【No.124 セイウンクノイチの2016】(牡・父キングズベスト):半兄に2008年朝日杯FSを制したセイウンワンダー。兄セイウンワンダーは2007年セレクションセール取引馬で840万円の価格で取引されている。 ※セイウンワンダーはその後、2008年JRAブリーズアップセールで2730万円で取引された。

【No.142 プリモカラーズの2016】(牡・父サウスヴィグラス):7月12日に行われたジャパンダートダービー(JpnI)で地方馬として7年ぶりに優勝したヒガシウィルウィンと同じ父、同じグランド牧場生産。3代母には牝馬としてケンタッキーダービーを制したWinning Colorsがいる。

【No.167 シルクヴィーナスの2016】(牝・父ケープブランコ):地方所属馬として2014年京成杯を制したプレイアンドリアルを半兄に持つ血統。4代母はケイティーズで、ヒシアマゾンアドマイヤムーンと同牝系。

【No.200 シェアエレガンスの2016】(牡・父マンハッタンカフェ):全兄に2011年天皇賞・春を制したヒルノダムールがいる血統。父マンハッタンカフェは2015年に亡くなっているため、この2016年度産駒がラストクロップ。

【No.201 ルナースフィアの2016】(牡・父ヘニーヒューズ):半兄に2008年ジャパンカップダート2着など重賞5勝を挙げダート戦線で活躍したメイショウトウコン。近親にはダイナコスモスクラフトマンシップクラフトワークがいる。

【No.208 マイネカプリースの2016】(牝・父クロフネ):先日のセレクトセールでも高値で取引されたクロフネの牝馬。半兄に2014年スプリンターズS覇者のスノードラゴン。4代母はロイヤルサッシュサッカーボーイステイゴールドと同牝系。

 なお、netkeibaではJBIS(公益社団法人日本軽種馬協会)協力のもと、18日「セレクションセール2017」の模様を午前10時から生配信する。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す