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ヤングマンパワーなど、関屋記念厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2017年08月10日(木) 14時10分
 サマーマイルシリーズ第2戦、関屋記念(GIII・芝1600m)には、昨年のこのレースの覇者ヤングマンパワーをはじめ、GIウイナーのダノンプラチナクラリティスカイなど、多彩なメンバーが顔を揃えた。各馬について、関係者のコメント。

ヤングマンパワー(牡5・美浦・手塚貴久)について、手塚調教師。
「今週(8/9)は坂路で併入の形で追い切りました。もう少し真っ直ぐ走ってほしかったですが、横を向いているだけで頭は上がっていないので問題ないでしょう。先週もとても良い動きでしたし、体にも張りがあります。ノドが弱い馬なので、湿度が高くなるこの季節も良いようで、昨年このレースを勝った時と同じくらいの雰囲気があります。

 前走(安田記念・16着)はGIで力負けした感じですが、GIIIなら違うのではないでしょうか。GI馬もいて混戦になると思いますが、チャンスはありそうですし、期待しています。輸送で体が減る馬ですが、いろいろ考えていますし、今回は増えるのではないかと思います」

ダノンプラチナ(牡5・美浦・国枝栄)について、佐藤調教助手。
「脚元に不安はあったのですが、調教を進めていっても変わりはありませんし、順調です。この暑さにも負けず、飼い葉をバリバリ良い音で食べています。今週(8/9)は495キロと、体も徐々に絞れてきました。

 使い込むと硬くなるので、フレッシュな方が良いように思いますし、体調も上がってきています。休み明けで強気にはなれない部分もありますが、実践に行って良い馬ですし、それなりにやってくれると思います」

マルターズアポジー(牡5・美浦・堀井雅広)について、堀井調教師。
「先週しっかりと追い切りましたので、今週はサラッとやる予定でしたが、馬場が良かったのか動きも良かったですね。前走も悪くはなかったですが、今回はすごく良い状態です。今までは小回りを利用して1800〜2000mの距離を持たせていましたが、元々マイルが良いと思っていました。

 今回は新潟の外回りだけに瞬発力勝負になるので、その点がどうかですが、過去に条件戦ですが、外回りで3着になっていますし、距離的にも問題ありません。前走(七夕賞・GIII・11着)はあれだけ競られたので仕方ないですし、今回も持ち味を生かす競馬をしてほしいですね」

ウキヨノカゼ(牝7・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「今週(8/9)は走りやすい馬場だったこともあって良い時計も出ていましたし、先週もしっかりやれて順調に来ています。夏場は良い馬ですし、仕上がりとしては十分です。新潟のマイルは向かないことはないと思います。あとは時計があまり速くなり過ぎなければ良いですね」

クラリティスカイ(牡5・美浦・斎藤誠)について、斎藤調教師。
「夏負けが怖かったですが、先週は涼しかったですし、状態は維持しています。久々の1600mですが、GIを勝ったノリさん(横山典騎手)が騎乗しますし、調教を見て『トモがしっかりしてきた』とノリさんが言ってくれました。期待したいですね。良い意味でも悪い意味でも、今後どのような路線に進むのか試金石の一戦になると思います」

ロサギガンティア(牡6・美浦・藤沢和雄)について、津曲調教助手。
「前走(京王杯SC・GII・10着)は雨降りの重馬場で持ち味がそがれました。最後は伸びてきましたし、10着でしたが内容は良かったと思います。昨年は隊列が決まった時に競り込まれて、リズムが崩れてチグハグな競馬になりましたが、新潟コースが苦手なわけではありません。一息入れて立て直して状態は良いですよ」

レッドレイヴン(牡7・美浦・藤沢和雄)について、津曲調教助手。
「前走(中京記念・GIII・8着)は、中京の最終週で馬場が荒れている中、内枠からの競馬になりましたが、ゴールまで脚をしっかり使ってくれました。この中間も動きが良くて、さらに上昇しています。福島や函館で好走しているように、平坦コースは得意です」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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