現地時間31日、ドバイ・メイダン競馬場で行われた
ドバイワールドカップデー諸競走の関係者コメントは以下の通り。(
JRA発表)
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ドバイワールドカップ(首G1)AW2000m
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スマートファルコン(牡7)
武豊騎手「ゲートを出て、2歩目で滑って、つまずいてしまいました。あれが全てでした。自分の形でないので、よいリズムで走ることができませんでした。ゲートでは気分が乗りすぎていて、早く出ようと突進もしていました。ゲートを出るのが早すぎたのが、結果として失敗になってしまいました。競馬は改めて何が起こるか分からないと思いました。ペースを読んで、まくることのできるペースであれば、まくろうとも思っていましたが、そのようなペースにもなりませんでした。自分の形で負けて、同じ着順ならばまだスッキリするのですが、そうではないだけにさすがに複雑です。残念です。」
小崎憲調教師
「一番予想しなかった形でのレースとなりました。ゲートは最後入れで、そこまでは完璧でしたが、発走直後滑ってしまい、この馬の形でのレースを進められませんでした。正直納得していませんが、これが競馬です。また自厩舎の馬で世界に挑戦したいです。応援ありがとうございました。」
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エイシンフラッシュ(牡5)
C.ルメール騎手
「ゲートの中でチャカついてしまい、スタートがよくありませんでした。道中はうまく運べましたが、直線を向いた時には、少し後ろすぎました。」
藤原英昭調教師
「ゲートの中で外の馬が暴れて、ナーバスになってしまいました。本当は3、4番手につけたかったのですが、ゲートで3馬身はロスをしたと思います。状態はよかったのですが、ここではその様なちょっとしたことが命取りになってしまいます。馬はよく耐えて、一所懸命走ってくれました。今日の経験が次につながればよいと思います。次に日本で走るときも応援してください。」
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トランセンド(牡6)
藤田伸二騎手
「両サイドからプレッシャーをかけられましたが、プレッシャーをかけられてこその馬なので、何とかなると思っていました。しかし、ハナに立っても、じっとしておらず、ハミも取りませんでした。それにしても、手応えがなさすぎました。期待の大きい馬なので、あまりにも不甲斐なかったです。」
安田隆行調教師
「とてつもなく速いペースになってしまいました。ハナに立ったので『おっ』と思ったのですが、耐えられませんでした。馬には気の毒なレースになってしまいました。」
■ドバイ
ゴールドカップ(首G3)芝3200m
※定刻(現地17:45)に発走するも、1周目の直線コースで11番フォックスハントが競走を中止し動かせなくなったことから、競走不成立。その後、
ドバイワールドカップ後のレース(現地22:25)として、再発走となった。
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マカニビスティー(牡5)
小牧太騎手「ペースが速くなった時に、馬がついていけませんでした。くたびれていたのかなぁと思います。ゴール板を過ぎてすぐに止まってしまいました。2回も乗せてもらってありがたいです。」
矢作芳人調教師
「2回目のレースとなりましたが、各馬条件は一緒なので負けた言い訳にはなりません。2回もハナに立ったので、これが精神的にきつくて精神も尽き果ててしまったのかと思います。もともと走りたがらない馬なので、無事で良かったです。いい経験を積めたので、またやり直しで頑張ります。」
■ドバイデューティフリー(首G1)芝1800m
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ダークシャドウ(牡5)
福永祐一騎手
「ゲート
ボーイを付けてもらい、ゲートは落ち着いていました。良いポジションで競馬ができましたが、あまり伸びませんでした。4コーナーで手応えがなかったような気がします。通用しない馬ではないと思うので、環境の変化などが影響したのかもしれません。」
馬主飯塚知一氏
「応援ありがとうございました。結果が出なかったのは残念ですが、またチャンスがあればリベンジしに来たいです。」
■アルクオーツス
プリント(首G1)芝1000m
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エーシンヴァーゴウ(牝5)
福永祐一騎手
「スタートよく先行できましたが、途中で手応えがなくなりました。最後は脚が残っていませんでした。」
小崎憲調教師
「ゲートの先入れもOKしてもらい、馬場も問題ないと思っていました。体調はドンドン良くなっていたし、輸送にも耐え無事にゴールできて何よりです。暑い時期が得意なので次はいいと思います。」
■UAEダービー(首G2)AW1900m
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ゲンテン(牡3)
C.ウィ
リアムズ騎手
「ペースには乗れたが、距離が長かった。初めてのトラックに戸惑っていた。」
矢作芳人調教師
「ここはメンバーが強かったので、力不足です。いいスタートをして好位が欲しかったが、距離も長かった。この経験を次に活かしていきたい。」