現地時間5日、独・バー
デンバーデン競馬場で行われたワールドレーシングシリーズ第5戦・バーデン大賞(3歳上、独G1・芝2400m)は、K.マケヴォイ騎手騎乗のワーサン
Warrsan(牡6、英・C.
ブリテン厩舎)が、地元ドイツのエガートン
Egertonをクビ差抑え優勝した。勝ちタイムは2分32秒7(重)。さらに3/4馬身差の3着に今年の独ダービー馬
シロッコ Shiroccoが入り、
サンクルー大賞典(仏G1)の覇者ガマット
Gamutは5着、昨年の
凱旋門賞(仏G1)2着馬マブタカー
Mubtakerは7着に敗れた。
勝ったワーサンは、
父Caerleon、
母Lucayan Princess(
その父High Line)という血統で、半兄に98年
ジャパンC(G1)に出走(10着)したルソー Luso(牡12、
父Salse、伊ダービー-伊G1)がいる。今年6月のコロネーションC(英G1)を連覇を達成し、続く
エクリプスS(英G1)でも2着に好走したが、前走の
キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1)ではドワイエン
Doyen(牡4、英・S.ビン・スルール厩舎)から10.1/2馬身差の9着に大敗していた。今回の勝利でG1は3勝目、通算成績は32戦8勝(うち重賞5勝)。今シーズンで引退を予定しているワーサンは、10月3日の
凱旋門賞(仏G1)のあと、
ジャパンC(G1)から12月の香港国際競走に向うことを示唆している。