29日、旭川競馬場で行われた3R・2歳未勝利(ダート1000m、1着賞金20万円)に、昨年8月に北海道を襲った台風10号で氾濫した川に飲み込まれながら、奇跡的に生還した
キセキノサイクロン(牝2、北海道・
林和弘厩舎)が出走した。
櫻井拓章騎手騎乗の6番人気で、後方待機から直線に入って追い上げるも、勝ち馬から2.0秒遅れの1分06秒3で、12頭立ての10着に敗れた。勝ったのは
五十嵐冬樹騎手騎乗の1番人気
モエレステラ(牝2、北海道・桑原義光厩舎)で、勝ちタイムは1分04秒3(良)。
キセキノサイクロンは、
父エアダブリン、
母キンコーダイバー(その父
ディープダイバー)という血統で、半兄には
川崎記念(交流G1)3着がある
キンコーバトラ(牡15、
父ドウカンヤシマ)、近親には4歳牝馬特別・東(G2)3着の
ゾウゲブネメガミ(牝17、
父ターゴワイス)がいる。8月11日のデビュー戦(旭川・ダート1000m)では最下位の9着、9月2日の2戦目も最下位の11着。前走9月15日の2歳未勝利では12頭立ての11着と、初めて他馬に先着していた。通算成績4戦0勝。