今年の愛2000ギニー(愛G1)を制した
バチェラーデューク
Bachelor Duke(牡3、英・J.トーラー厩舎)の引退、種牡馬入りが決まった。今後は、愛・バリーリンチスタッドで繋養される。
バチェラーデュークは、
父Miswaki、
母Gossamer(
その父Seattle Slew)という血統の米国産馬。叔父に日本で6勝した
ロードアヘッド(牡10、
父フォーティナイナー)がいて、
エルコンドルパサー(
ジャパンC-G1、
父Kingmambo)や
Sadler's Wellsなどが出ている名門牝系の出身。昨年9月に英国・ヤーマス競馬場の芝7f戦でデビューし3着。その後は未勝利ながら果敢にも重賞に出走し、タタソールS(英G3)、デューハーストS(英G1)では共にミルクイット
ミック Milk It Mickの3着、4着に敗れ休養入り。今年は5月の英2000ギニー(英G1)から始動し、ハーフド
Haafhdから5馬身差の7着。続く愛2000ギニー(愛G1)でアザムール
Azamourを破り初勝利で初G1制覇を飾った。その後はセント
ジェームスパレスS(英G1)に出走するもアザムール
Azamourの7着に敗れた。秋はクイーンエリザベス2世S(英G1)で始動する予定も、脚部不安を発症し、そのまま引退となった。通算成績6戦1勝(うち重賞1勝)。
バリーリンチスタッドには、
King's Theatre(牡13、
父Sadler's Wells、
キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS-英G1)、
Traditionally(牡7、父Mr.Prospector、
オークローンH-米G1)などが繋養されている。今期で種牡馬を引退したミスワキ
Miswakiの後継種牡馬として期待がかかる。