30日、京都競馬場で行われた
スワンS(G2・芝1400m)は、
本田優騎手騎乗の10番人気
タマモホットプレイ(牡3、栗東・南井克巳厩舎)が、道中後方待機から直線外に持ち出すと、中団追走から先に抜け出した5番人気
マイネルソロモンをアタマ差し切って優勝した。勝ちタイムは1分21秒9(良)。さらにクビ差の3着には1番人気
メイショウボーラーが入り、3連単は170,060円の高配当になった。2番人気に支持された
シーイズトウショウは、3角過ぎから内を突いたが直線伸びず6着、3番人気に支持された
ギャラントアローは逃げ粘れず14着にそれぞれ敗れた。
勝った
タマモホットプレイは、
父フジキセキ、
母ホットプレイ(
その父ノーザンテースト)という血統で、従妹に
JRA現3勝の
セノエダイナ(牡3、栗東・目野哲也厩舎、
父ジェイドロバリー)がいる。牝系は
サッカーボーイ(
父ディクタス、
マイルCS-G1)、
ステイゴールド(
父サンデーサイレンス、
香港ヴァーズ-香G1)、
レクレドール(牝3、栗東・池江泰郎厩舎)などと同じ出身になる。デビュー2連勝で迎えた今年の
シンザン記念(G3)で2着に好走するも、その後のクラシック戦線では不振が続く。距離短縮で挑んだ青函S(OP・芝1200m)で久しぶりの勝利を飾ったが、前走の
スプリンターズS(G1)では8着に敗れていた。今回の勝利が重賞初制覇で、通算成績10戦4勝。3歳馬の勝利は昨年の
ギャラントアローに続き2年連続で、近10年では95年
ヒシアケボノ、96年
スギノハヤカゼ、97年
タイキシャトルに続き、計5勝となった。
鞍上の
本田優騎手は
マイソールサウンドで制した
京都金杯(G3)、
マイラーズC(G2)、
チアズメッセージで制した
京都牝馬S(G3)に続き今年
JRA重賞4勝目。通算では22勝目。管理する南井克巳調教師は
ウイングアローで制した00年
ジャパンCダート(G1)以来、
JRA重賞2勝目となった。