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BCクラシック、パーソナルラッシュ敗れる

  • 2004年10月31日(日) 06時48分
 現地時間30日、米・ローンスターパーク競馬場で行われたブリーダーズCクラシック(3歳上、米G1・ダート10f)は、J.カステラーノ騎手騎乗の2番人気ゴーストザッパー Ghostzapper(牡4、米・R.フランケル厩舎)が、2着に3馬身差をつける完勝で逃げ切り。勝ちタイムは1分59秒02(良)。2着にロージズインメイ Roses in May、4馬身差の3着に昨年の勝ち馬プレザントリーパーフェクト Pleasantly Perfect、4着にパーフェクトドリフト Perfect Driftが入った。日本から参戦したパーソナルラッシュ(牡3、栗東・山内研二厩舎)は、スタートで遅れをとりながらも内目の4、5番手を追走。直線に入る手前から手応えが怪しくなり後退、それでも最後は伸びを見せたが、勝ち馬から約12馬身差の6着に敗れた。

 その他では、紅一点のアゼリ Azeriが5着、ベルモントS(米G1)勝ち馬バードストーン Birdstoneが7着、昨年の米2冠馬ファニーサイドが10着という結果で、パーソナルラッシュは3頭出走した3歳馬の中では最先着となった。6着は97年に日本から出走したタイキブリザードに並ぶ着順だが、当時は勝ち馬スキップアウェイ Skip Awayから約23馬身差の差をつけられており、内容的には上回ったと言える。

 勝ったゴーストザッパーは、父が98年の勝ち馬Awesome Againで、BCクラシック史上初の父仔制覇。母Baby Zip(その父Relaunch)という血統。半兄に00年ホープフルS(米G1)など重賞6勝のシティジップ City Zip(牡6、父Carson City)がいる。

 03年9月のヴォスバーグS(米G1・ダート6.5f)で初重賞制覇を達成すると、トムフールH(米G2・ダート7f)、フィリップHアイズリンH(米G3・ダート9f)、ウッドワォードS(米G1・ダート9f)と重賞4連勝中で、今回の勝利で5連勝。10fの距離は初めてだった。通算成績は10戦8勝(うちG1・2勝)。

 出走馬のうち、11月28日(日)に行われるジャパンCダート(G1・ダート2100m)に選出されているのはゴーストザッパー、ロージズインメイプレザントリーパーフェクトパーフェクトドリフトの上位4頭と、8着ダイネヴァーの計5頭。

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