4日、豪・フレ
ミントン競馬場で行われたヴィクトリア
オークス(3歳牝、豪G1・芝2500m)は、D.タガート騎手騎乗のホロービュレット
Hollow Bullet(牝3、豪・J.マカドール厩舎)が、キリクウォング
Kylikwongを短頭差制し優勝。
タヤスツヨシ産駒による豪G1初制覇を達成した。勝ちタイム2分41秒28。さらにハナ差の3着に
ストームアラート Storm Alertが入った。
勝ったホロービュレットは、
父タヤスツヨシ、母Beat the Bullet(その父
Bite the Bullet)という血統の豪国産馬。
タヤスツヨシ(
その父サンデーサイレンス)は95年
日本ダービー(G1)勝ち馬で、引退後はシャトル種牡馬として豪国で種付けを行っている。日本での重賞勝ち馬には、
ナスダックパワー(牡6、
ユニコーンS-G3)、
ディーエスサンダー(
マーキュリーC-交G3)などがいる。
ホロービュレットは、9月の
ジュメイラインターナショナルS(豪G3)を制し、前々走の豪1000ギニー(豪G1)では2着に好走。5日前の10月30日にフレ
ミントン競馬場で行われたウェイクフルS(豪G2)を制しており、中4日でのG1勝利となった。通算成績11戦4勝(重賞3勝)。
サンデーサイレンスの孫としては、初の海外G1制覇となった。
サンデーサイレンス産駒では、昨年のAJC
オークス(豪G1)をサンデージョイ Sunday Joy(牝5、愛・D.ウェルド厩舎、
父サンデーサイレンス)が制している。