23日午後、10月29日に偶発性胃破裂のため急死した99年ダービー(G1)馬
アドマイヤベガ(享年8歳、
父サンデーサイレンス)の告別式が早来・社台スタリオン
ステーションで行われた。
同馬を管理していた橋田満調教師、生産したノーザンファーム代表の吉田勝己氏、社台スタリオン
ステーション代表の吉田照哉氏のほか、自民党参議院議員の橋本聖子さんも出席するなど、当日は道内外から駆けつけたファン約50人を含む200人が出席した。
オーナーの近藤利一氏は、「私にとっては夢と希望を与えてくれた馬でした。競走馬として、種牡馬として私たちの期待に応えてくれましたが、最後は懸命に治療してくれた社台クリニックの先生方の期待に応えられなかったのが残念でなりません。これからは残された産駒に期待したいです」と声を詰まらせながらあいさつし、式を締めくくった。
アドマイヤベガは母が93年
桜花賞、
オークス(共にG1)を制した名牝
ベガ(
その父トニービン)で、半弟には今週
ジャパンCダート(G1)に出走を予定しているG1・7勝の
アドマイヤドン(牡5、栗東・松田博資厩舎、
父ティンバーカントリー)がいる。