2日、米国・ケンタッキー州ゲインズウェイ・ファームに繋養されている種牡馬ブロードブラッシュ
Broad Brush(牡21、
父Ack Ack)が、種牡馬を引退することが分かった。
昨年秋に球節の関節炎を起こして手術を行い、一旦は状態を持ち直していたものの、今年5月に再び馬が脚を気にする素振りを見せたため、現在は牧場で休養中だった。種付けは今年26頭の牝馬と済ませており、来春誕生する産駒がラストクロップとなる。
Broad Brushは
父Ack Ack、
母Hay Patcher(
その父Hoist the Flag)という血統。現役時代はウッド
メモリアルS(米G1・ダート9f)、サンタ
アニタH(米G1・ダート10f)など27戦14勝の成績を残し種牡馬入り。
Concern(
BCクラシック-米G1)、
ノボトゥルー(
フェブラリーS-G1)、
ブロードアピール(
根岸S-G3)など米国、日本を中心に多くの活躍馬を送り出し、1994年には北米でリーディングサイアーに輝いた。後継種牡馬として期待される
Concernの産駒には
JRAで3勝した
ナイストウキョウ(牡6)がいる。