約1年8か月ぶりの重賞Vへ、
アースソニックが栗東坂路で躍動した。最初の1Fを14秒7で入ると、徐々にピッチを上げた後半は静から動に。4F53秒0-38秒3-12秒5をマークした。動きを見守った中竹師が「パワフルで満足いく動きでした。前走ぐらいの状態をキープしている」とうなずく。
アイビスサマーダッシュは2年連続の参戦となるが、“直千”は3戦して全て3着。あと一歩のところで涙を飲んでいる。「千二では掛かるけど、新潟の千はペースが速くなって折り合いがつく。一番合っているコースかなと思っている。外枠よりも内枠がいい。前が壁にならずスムーズな競馬ができれば」とイン差しの競馬でVを思い描く。
韋駄天S(3着)→
函館スプリントS(2着)からの臨戦過程は昨年と同じ。「韋駄天S、
アイビスサマーダッシュは最初から“使いたい”と決めているレース」と説明する。それほどベストの条件と信じる舞台だ。「力を出し切れば」。重賞2着で勢いを増した6歳馬が、2つ目のタイトル奪取に燃える。
提供:デイリースポーツ