31日午前6時、
ウオッカの3番仔にあたる
タニノアーバンシー(牝2、角居)が栗東トレセンから新潟競馬場に向けて出発した。一般的にはレース前日に競馬場へ輸送されるケースが多いが「デビュー戦だし、現地でひと息入れるため」(吉岡助手)にレース前々日の出発となった。
馬運車に乗る様子は実にスムーズ。かつて
ウオッカを担当していた中田厩務員はその様子を見守りながら「(ヨーロッパから)空輸されたとき、ストールにも入った経験がある馬。大丈夫」と笑顔を見せた。
今週の馬体重は480キロ。水曜日の追い切り後は「特に疲れを見せることもなく、カイバ食いもいい。順調にきています」(吉岡助手)とのことだ。
「まだ緩いところはありますが、追い切りもしっかり動きますし新馬としてはじゅうぶん仕上がっているかんじです。スピードが乗ればそれが持続するという長くいい脚が使えるタイプです。完成するのはまだ先だと思いますが、現状でもじゅうぶん戦えるでしょう」(吉岡助手)
なお明日1日、新潟競馬場では引き運動で調整される。注目のデビュー戦の発走は8月2日12時30分の予定。
(取材・文:花岡貴子)