3歳の素質馬
ベルーフ。春は
皐月賞12着、ダービーは脚部不安で回避と残念な結果に終わったが、「トモの具合はすっかり良くなったし、休んだことで体は立ち直った」と池江師は仕上がりに自信を見せる。パートンが騎乗した栗東CWの1週前追い切りでは、同じレースに出走する
オーシャンブルー(7歳オープン)を3馬身ほど追走して併入。5F70秒4-12秒4(馬なり)をマークし、力を発揮できる態勢にある。「相変わらず集中力がなく、自分からやめてしまうところがあるけど、舞台設定そのものは悪くない。中団くらいからうまく運べれば」。GIを除けばコーナー4つの2000m戦で3戦3勝。得意の条件で古馬を撃破する。
マローブルーは関東の名門・堀厩舎が送り出す逸材。4月の休養明けから3連勝を飾り、前走の
マレーシアCも道中で掛かりながらも2着と好走した。使いながら馬体を増やしており、目下の充実ぶりは注目に値する。「中間に口の外傷があり、その影響で掛かったのかもしれませんが、治れば解消されるでしょう。力負けではなく、重賞でもハンデ差があればいい競馬ができそうです」と橋本助手。1週前追い切りは、2日の日曜に小倉ダートで5F69秒5-12秒6(馬なり)。美浦からの輸送後も馬体が細化することなく、気配は上々。51キロの軽ハンデを生かして、一気の重賞獲りをもくろむ。
提供:デイリースポーツ