9日、東京競馬場で行われた
毎日王冠(3歳上、GII・芝1800m)は、後藤浩輝騎手騎乗の9番人気
サンライズペガサス(牡7、栗東・石坂正厩舎)が、好位追走から直線で早めに先頭に立つと後方から脚を伸ばした6番人気
テレグノシスに1.3/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分46秒5(稍重)。さらに1馬身差の3着には13番人気
ケイアイガードが入った。
勝った
サンライズペガサスは、
父サンデーサイレンス、
母ヒガシブライアン(
その父ブライアンズタイム)という血統。伯母には93年京王杯オータムH(GIII)3着の
ウェディングケーキ(
父リアルシャダイ)がいる。01年1月に迎えたデビュー戦で初勝利。02年
大阪杯(GII)で重賞初制覇を成し遂げている。芝中距離路線での活躍を嘱望されていたが、02年
天皇賞・秋(GI)3着後に右前浅屈腱炎を発症。1年後の03年
天皇賞・秋(GI)で復帰(6着)するも、再び脚部不安を発症し休養に入っていた。今年2月の
京都記念(GII)で約1年2ヶ月振りに戦列復帰(11着)すると、復帰2戦目となった
中京記念(GIII)を2着と好走、続く
大阪杯(GII)では約3年ぶりの勝利を挙げている。
天皇賞・春(GI)は14着、
宝塚記念(GI)は不利も祟り、5着に敗れていた。この勝利で重賞・3勝目、通算成績を21戦6勝とした。
鞍上の後藤浩輝騎手、管理する石坂正調教師共に同レース初制覇。
JRA重賞は、後藤浩輝騎手が先月25日に
ホオキパウェーブで勝利した
オールカマー(GII)以来、通算31勝目。石坂正調教師は、今年5月に
サカラートで制した
東海S(GII)以来、通算9勝目。