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ウキヨノカゼが完勝、四位「短距離戦なら上に行っても」/キーンランドC

デイリースポーツ
  • 2015年08月31日(月) 12時00分
 ド派手なパフォーマンスで約2年7カ月ぶりにタイトルを獲得した。サマースプリントシリーズ第5戦「第10回キーンランドC・GIII」(芝1200m)は30日、札幌11Rに16頭で争われ、8番人気のウキヨノカゼ(美浦・菊沢)が1分8秒6のタイムで13年デイリー杯クイーンC以来となる重賞2勝目を飾った。前走のTVh杯で約2年半ぶりの勝利を飾った勢いそのままにスプリント重賞を制した。3/4馬身差の2着は9番人気のトーホウアマポーラ。1番人気のティーハーフは脚を伸ばしたが、さらに半馬身差の3着で連勝は3でストップした。

 最後方からウキヨノカゼが一気にまくって出る。4角手前で先行集団に取りついて、直線を向いてすぐに先頭へ。勢いは衰えないまま、ゴール板を貫いた。素晴らしいスピードの持続力に、札幌記念に続いて2週連続の重賞Vとなった四位も驚く。「仕掛けた時の反応にはびっくりした。もともと力のある馬。短距離戦なら上に行っても楽しめると思う」と評価した。

 桜花賞候補に名乗りを挙げた直後に屈腱炎が判明し、ターフに戻ったのは約1年9カ月後。2連勝でスプリント路線の主役候補の一頭にまで大きく浮上した。菊沢師は「長い間休ませて、結果を出せたのはオーナーの理解があればこそです」と喜びをかみしめる。これでスプリンターズS(10月4日・中山、芝1200m)の優先出走権を獲得。かなわなかったGI挑戦の夢が現実になろうとしている。

提供:デイリースポーツ

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