コウエイテンマは和田を背に、栗東坂路で同じレースに出走する
クリノシャンボールとの併せ馬。最後まで馬なりだったが、自ら四肢を伸ばしてスムーズに加速。4F55秒0-40秒4-12秒9で1馬身先着を決めた。
主戦は「感触はすごく良かった」と声を弾ませる。前走の
フェニックス賞は5馬身差で圧勝。「千六を使ったあとで距離に対応できるかと思っていたが、スタートも良くて思った通りの競馬ができた」と手応えは十分だ。
鞍上にとっては、13年
ホウライアキコなど近10年で3勝と好相性の一戦。「今年も有力馬に乗せてもらえる。何とか結果を出したい」と言い切る。持ち時計は出走馬中で最速。自慢の快速ぶりを発揮して重賞初Vを狙う。
レッドカーペットの最終リハは栗東坂路で単走。外ラチ沿いを真一文字に駆け上がると、ラスト1Fも12秒2(4F56秒6-40秒2)を計時。高野師は「先週の時点で負荷をかける調教は終了しています。きょうは人間と馬の呼吸を重視。いい上がりだし、予定通りです」と力強い。「千二はやってみないと分からないが、スピードもパワーもあるので」と期待は十分だ。
提供:デイリースポーツ