11年の
朝日杯FSを制して2歳牡馬王者に輝いて以来、勝ち星から遠ざかっている
アルフレードだが、今年に入ってからは健闘が続いている。2月の
東京新聞杯2着後は、
新潟大賞典3着、
七夕賞5着と重賞で常に上位争いを繰り広げている。「状態はずっといい。今回は何とか頑張ってほしい」と手塚師は復活Vに期待を寄せる。
最終追い切りは美浦Wを単走。外ラチ沿いを力強いフットワークで駆け抜けた。タイムは6F86秒5-39秒5-13秒5と目立つものではなかったが、1週前には13年2歳王者の僚馬
アジアエクスプレス(4歳オープン)を馬なりであおって、6F78秒4-12秒7の猛時計を記録。仕上がりは万全と言っていい。
「今週はこれくらいで十分。新潟コースとの相性はいいし、ハンデの56キロも実績的に仕方がないところ。あとは多頭数の競馬でうまく馬群をさばけるかどうか」とトレーナー。「チャンスは十分にあると思っている」と、外回りの長い直線での末脚さく裂を描いた。
NHKマイルC4着以来の
アヴニールマルシェは美浦坂路。軽く促され、4F55秒2-39秒6-12秒6で
サトノレオパード(6歳1000万下)と併入した。藤沢和師は「ここまでは順調。春よりも(精神的に)穏やかだね」と仕上がりの良さと成長を口にする。4走前の
新潟2歳Sでは2着に好走。「勝ってはいないが、合う」とコースを歓迎した。
提供:デイリースポーツ