15日、東京競馬場で行われた3R・2歳未勝利(芝1600m)は、蛯名正義騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝130円)ムーヴスター(牡2、美浦・矢野照正厩舎)が好位追走から徐々に進出し、連れて脚を伸ばした3番人気マイネルファッシノとの叩き合いをハナ差制し優勝した。勝ちタイム1分36秒7(良)。同馬は父オース、母はソワールムーン(その父サクラユタカオー)という血統。伯父に91年皐月賞(GI)2着のシャコーグレイド、98年日経賞(GII)を制したテンジンショウグンがいる。初戦(新潟・芝1800m)は僅差の3着、2戦目(中山・芝1800m)はクビ差2着と惜しい競馬が続いていた。通算成績3戦1勝。オース産駒はJRA現2歳世代3頭目の勝ち上がりとなった。

　東京2R・2歳未勝利(芝1800m)は、柴山雄一騎手騎乗の5番人気マイネルキッツ(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が最後方追走から直線追い込み、先に抜け出した圧倒的1番人気(単勝120円)マチカネゲンジをクビ差交わし優勝した。勝ちタイム1分48秒3(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には、2番人気ジョウテンロマンが入った。同馬は父チーフベアハート、母はJRA・5勝のタカラカンナ(その父サッカーボーイ)という血統。デビュー戦(中山・芝1800m)は6着に敗れていた。通算成績2戦1勝。チーフベアハート産駒はマイネルブーバリス(牡2、美浦・鈴木伸尋厩舎)に次ぎ、JRA現2歳世代2頭目の勝ち上がりとなった。

　東京1R・2歳未勝利(芝1400m)は、中舘英二騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)ゼンノソルジャー(牡2、美浦・的場均厩舎)が好位追走から直線半ばで抜け出し、8番人気シルクスターシップに1.1/4馬身の差をつけて優勝した。勝ちタイム1分24秒1(良)。同馬は父タイキシャトル、母はJRA・5勝を挙げたトレンディーバトー(その父モガンボ)という血統。デビュー戦(中山・芝1600m)は、ニシノイツマデモ(牡2、美浦・高橋裕厩舎)に5馬身離された2着だった。通算成績2戦1勝。タイキシャトル産駒は、JRA現2歳世代5頭目の勝ち上がりとなった。